Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

戦略眼

都知事選ですが、都民にとっては「究極の選択」みたいな候補者ばかりで苦笑)ついつい「猪瀬でよかったじゃないか」と愚痴も出てしまうのですが。
しかし、各種情勢調査の示す通り、すでに舛添候補で決まりです。
なにしろ、自民、公明(創○○会)、連合の支持があるのです。
組織票ですでに300万票近くいくでしょうから、負けるわけがない。

そう、孫子いわく
「勝敗を帷幄の中に決す」そのとおりで、出馬前の外交において、すでに他候補は敗北しております。

宇都宮陣営は、社民、共産の支持を仰いだ時点で、民主(連合)の支持も取り付けるべきでした。
それができなかった時点で敗北。

細川候補にいたっては、完全無所属として、民主(連合)にネゴにさえいかなかった。
選挙をなめすぎ、です。敗北は当然。
いかに小泉さんが獅子奮迅でも、しょせん関ヶ原大谷吉継。まあ、小泉さんには、細川さんに総裁選出馬のたびに相談に行った、という友情があるので、それ自体は仕方がないのですがね。
友情のために討死、で終わるでしょう。
この大将では勝てない。

そして、田母神閣下ですが、石原さんからしても「突然の立候補」。
仲間をも欺く奇襲作戦なんて、棋上演習だけでしょう(笑)。
支持基盤もないのに浮動票頼みで立ち、同盟相手も確保できないとは、見通しが悪すぎて、戦略手腕において細川候補と同程度。

関ヶ原のごとく、戦場におのおの将が集まった時点で、すでに勝敗は決まっております。
あとの戦いは、事前の帷幄を単に確認する作業です。

ですので、今回の都知事選では、都民の「事前にネマワシひとつできん奴に、都知事ができるかいな」というもっともな疑問に答えるすべのない他候補は敗北するしかないのです。

問題は、むしろ負けたあと、でしょうね。
勝った、負けたはいいけれど、問題は勝ったあと、負けたほうは敗戦処理
この巧拙がその後を分けます。

さて、そういう意味で、ほんとうに戦略を持っているのは、いったい誰か?
この顔ぶれでは、それすらあやしいのが、なんとも、ねえ。。。