ここのところ、また耳の調子が悪い。数日おきに、眩暈もでてきているようだ。
春の陽気が夏へと向かう頃、私は数年に一度、この症状を起こす。メニエール症状である。
この数年は落ち着いていたので、すっかり完治したと思っていたのだが、そうはいかなかったようだ。
先月末に、いつものブロック注射とK先生の施術を受けて、そのときは大いに改善したが、また戻ってしまった感じだ。
こうして、何度か発作を繰り返していくうちに、だんだんと聴力が回復しづらくなっていき、やがては失聴に至る。耳鼻科医が説明するメニエール病の経過ですが、やっぱり、そうなっている。
この病気については、いまだに詳しい原因がわかっていない。内耳のリンパ液の過剰が症状を引き起こすのだが、なんでリンパ液が過剰になるのか?が謎なのだ。ストレス説やウィルス説など、いろいろと言われている。
私が最初にこの病気を発病したのが、ちょうど30歳のとき。元同僚と立ち上げた広告代理店ごっこのスタートアップが見事にこけて、元同僚は逃げてしまい、一人で事後処理をしていたものの、次の展望も何もなく、ただただ「起業した結果、失業保険も預金もない単なる失業者」の男がひとり、出来上がっていたのだ。で、そのとき付き合っていた彼女と同棲していたので、それで食っていた。ヒモと言われても仕方がない。彼女は今思えばけなげだったのだが、自分は焦りと失望でこころの中はドロドロだった。
で、そんなある日。突然、強烈な眩暈と吐き気が襲ってきて、立つこともできなくなった。この状況で病気か。いっそ、死んだほうがいいかと思ったが、たちあがることもできないので、首を吊れないのだ、物理的に。
そんな状況で1週間過ごし、さすがに怪しんだ彼女が病院へ行けといった。私は、失業して保険料すら払えず、保険証もなかったのだ。ようやくもらった1万円を持って駅前のクリニックに行ったら、その医者が「本来なら、すぐ入院のケースだが、、、」と言いながら、点滴を打ってくれた。ふらふらしながら歩けるようになったが、なかなか普通に動けるようにならない。1か月後に、ようやく、薬を飲みながら、なんとか移動が可能なところまで回復したのだが、、、その後も苦しむことになった。
そんな経緯があって、私はメニエール病の原因は、やっぱりストレスなのだろうと思っている。
じゃあ、今さらなんで、この年齢になってストレスがあるのか?
まあ、ストレスがまったくない人生があるわけがないのだ。このブログに細かいことは書かないだけで、一人で仕事をするフリーエンジニアとして、いろいろとやること、手を付けていること、やりたいこと、たくさんある。もちろん、プライベートでも同様だ。傍から見ていると、悩みなんかない状況かもしれないが、本人は思うところが結構ある。
そして、私の神経は、物理的に(!)ヤワなのだと思う。その後、パニック障害にもなったが、どうも、小さいことで(小さいことだと頭の中では完全に理解している)大きなストレスを受けてしまうらしいのだ。本人の気持ちとか、意思とは、まったく関係がないのである。脳の配線がヤワなのだ。アースの引き回しが悪いのかもしれない。
不調だけど、何もしないとかえって悪くなるので、淡々と仕事をする。無理はしないけど、一つずつ、できることをこなす。なるべくストレスをためないために。そうして回復をじっと待つ。ほかに、有効な手はない。
そういう季節なのである。