明日はMRI検査を受ける予定。
私は閉所恐怖症があるので、検査前にこっそりソラナックス(アルプラゾラム)を飲んで望むのである。
目をつぶって心を無にするしかない。
検査するのは内耳である。
1ヶ月くらい前に、再び耳鳴りとめまいが出て、いつものステロイド剤を飲んでいるのだが、聴力が戻らない。
左耳のみの症状で、メニエール病がもたらした突発性難聴であろう。
特に、低音がまったく聞こえない。高い方は耳鳴りがするため、中高音だけが安物のラジオのようにひびく。
人の話し声を聞き取るのも困難で、これが一番困っている。
良い方の右耳を傾けるしかない。
MRI検査は、一応、腫瘍などの可能性を考慮するためである。
しかし、たぶん、問題ないだろう。
メニエールによる発作を何度も繰り返してしまったので、とうとう「つかまった」のだろうと思う。
いつも、うまいこと切り抜けてきたが、ついに年貢を納めるときが来たというわけかと思い、覚悟している。
無駄な抵抗だとは思うが、医者から処方された柴苓湯に加えて、自分で八味地黄丸も飲んでいる。メニエールの難聴には効果があるらしい。
若干であるが、中音の聞こえは上がった。そこから足踏みしている。
ステロイド剤は、長期は危ないので、いったん減量しているところだ。
長引いているので、期待は薄くなっている。
残念だが、必要な検査を受けて、無駄かもしれないが努力だけはしてみるつもりである。