Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

少子化問題

私は、基本的にはロゴスの徒でありたいと思っている。
政治的には「保守」に分類されてしまうんだろうが、そりゃ比較の問題であって、私のロゴスとは無関係だと思っている。(自覚はしている、という意味)

つまり、基本的に「自分のアタマで考えてみよう」ということだ。

で、この修行僧さまのブログを発見した。
あまりに驚いたので、トラックバックさせていただくわけである。

私は統計の専門家ではない。だから、合計特殊出生率の算出の仕方について、問題点を指摘できる能力はない。ただ、ここに参照されているURLは見た。
なんたることか?!確かに、この修行僧さまと同じように見えてしまう。

ところで、各党の公約(=マニュフェスト)だが。
少子高齢化対策に関しては、各党ともひどい。自民党は念仏のよう、民主党は数値目標があるだけ、公明党は自民と同様(当然か)、共産党は単なる思想表明(この党の場合は全部。。。)社民党は意味不明。

この少子化対策の共通点は、いずれも「子育て支援」になっていることだ。
つまり、「子育てが大変だから、みんな子供を産まない」という前提で、対策が考えられていると言って良い。

ならば問う。
現在、すでに結婚人口の50%が「できちゃった結婚」だと言われている。
つまり「できちゃった人支援」をすれば、少子化対策になる、と各党は考えていることになろう。
結婚しないで子供を産む人は、まだまだ圧倒的少数派なのだから。
「できちゃった人支援」をすれば「できちゃった人」が増える。。。???

少子化対策とは、ごく普通に考えて、これから子供をつくることを奨励することであろう。
その少子化対策として、既につくったあとの「できちゃった人」の支援をする。
日本人は、ずいぶんうっかりモノばかりいる、ということにならぬか(笑)
もちろん、ロゴスに齟齬があるので、このような公約が生まれてきてしまうのである。

ついでに言えば、売れない営業マンに売れない理由を尋ねると、ずいぶんつまびらかに、「何故我が社の製品が売れないか?」の説明があるものだ。
いわく、競合他社の製品に負けている。価格帯が異なっている。市場が違うのではないか?販促策が不足である。代理店が機能していない。顧客サポートがわるい。製品開発陣が悪い。上司の指示が不適切だ。パッケージがいけない,,,etc。
で、それに従って、改善策を打てば、売れるようになるか?(笑)
企業経営者は、みんな知っている。「売れない理由」をつぶしても、だから売れるようになるとは限らない。売れるようにするには、売れる理由を見いだすことの方が先である。企業は、基本的に長所伸展法でないとつぶれてしまうからね。短所の矯正は、手間と時間がかかる割に、成果があがらぬ。

修行僧さまのご指摘を拝見して、とりあえず、これ以上の考察を棚上げにするわけである(笑)
私も、うっかりモノになってみたい~~~(^_^;)