Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

ちょろんい

池袋は「国際都市」である。
中国人、台湾人、韓国人、タイ人、フィリピン人、ロシア人。。。
「なんか、偏った国際都市だなぁー!」などと言ってはならない。
だって、距離の近い国の方が多くなるのは、物理の法則にかなっているじゃないか(笑)

というわけで、池袋には、ほとんど「現地の方御用達」としか思えぬお店がたくさんある。
そういう店に行き、翌日、なんとなくお腹の調子が悪くなる食事をするのが好きである。
旅をすれば、だいたいそうなるので、つまり「本格的」の証拠ではあるまいか(^_^;)

で、「ちょろんい」である。
ソウルに行くと、庶民の食堂のつくりが、この店と全く同じだ。
つまり、食料品店と食堂が併設されているわけである。
調味料やら辛ラーメンやらの食料品売り場の横にテーブルがおいてあり、そこで食事をするわけだ。

もちろん、韓国人の方の経営であり、お客さんもそちら方面が圧倒的に多い。
よって、日本語は少数派である。日本人も少数派のことが多い。
しかし、心配はいらない。お店の方は親切であり、かつ、値段は良心的、味は現地風そのもの。
食事をたのめば、だまっていてもアンジュ(前菜のキムチ類)が出てくる。
お店の前に水槽がおいてあり、中にはイイダコやらヒラメやらが生きている。
イイダコを頼めば、口の中に吸盤が吸い付くし、ヒラメを頼めば突如、豪華なピリ辛ゴマ風味の韓国風刺身が驚く価格で食べられるわけである。
ソウルではもっともポピュラーな食べ物、豚の三枚バラ肉もある。焼きながら、エゴマの葉でまいて食べるのは本格的だ。
そして、マッコリ!いい調子で、ぐびぐびやっていると、翌日はアタマがいたくなること請け合いだが。
さらに、なぜかキムチのおかげで、朝オシリも痛くなる、という寸法である。
だけど、どういうわけか、心は元気になってしまったりするのだなぁ。

池袋からちょっと歩くし、あまりメジャーになるわけがない店だと思っていたが。
どうやら、通人はどこの世界でもいるらしく、最近はお客さんも増えているようだ。
結構なことである。
最近では、女性同士のグループも見かけるようになった。
プチ海外旅行感覚、なのかもしれないなぁ。

韓国料理が「焼肉」じゃないことは、最近の人は海外旅行に出かけるのでご存じだろう。
ソウルの味が懐かしくなった場合は、ここはオススメできる。

なお、韓国料理には、庶民風じゃなくて「宮廷料理」というのもある。ちょっと高い。
そちらの場合は、別の店に行くことになる。
また、そのうちご紹介する機会があると思う。