Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

帰省の日々

昨夜、帰省先からようやく帰京した。連休最終日は、電車のチケットがとれなかったのである。幸い、今のところ急ぎの仕事もないので、滞在を1日のばした。

 

帰省中は、母の菜園を手伝って、一緒に里山を散歩してワラビとりをして、子供の頃に通った中学校の跡地が巨大なスーパーになっているので買い物に行ったり。雨の日は、ひがな読書で過ごした。晴耕雨読である。

ワラビとりには、自分の役に立たないことには閉口した。ワラビが「見えない」のである。母は、すぐに見つけて次々と採取する。慣れていない人は、それが「見えない」。私も、子供の頃は「見えて」いたのだが、都会ぐらしが長くなると、そういう感覚は失われてしまい、すっかり「見えなく」なってしまう。

故郷の野山に囲まれて母と過ごしていると、このままのんびりと母の老後を養ってここで過ごすのもいいな、と思う。実際には、そうもいかないわけですが(苦笑)

 

今月末に大腸がん手術を控えている母であるが、すこぶる元気で、里山の斜面を健脚で登っていく。こっちのほうが、ついていくのが大変である。これで1時間みっちり歩くのである。

 

内視鏡手術は体の負担が小さいとは言いながら、なんといっても年齢80である。手術そのものには不安はないのだが、術後の回復は気になるところである。しかし、これだけ元気なら、大丈夫ではないかと思う。そう思うと、少し、気が楽になる。

 

還暦を過ぎた男であって、どんなに老いていても、母と息子に変わりはないのである。やはり、心配なのだ。

 

母は、実家で一人暮らしをしている。といっても、徒歩3分のところに、弟が居を構えているので、恵まれている。何かあれば、対応してくれる。それもありがたいことである。

 

帰省といっても、特に何も言うことはない。ただ、家族が無事であれば、それだけで充分である。