ハマナス

いやー、暑い日が続きますね。
私は、暑いのは寝苦しいんでイヤですが、昼間は暑くて当たり前なので、相変わらず自転車に乗っているワケです。ガブガブ水を飲みながら、です。ビールばかり飲むと痛風になりますからなあ。中年男としては、気をつけないといかんのです（苦笑）

で、先週は東京湾までノンビリと流してきました。
最近では、厳しいロードレーサーに乗らないので、ますますランドナーばかりに乗っております。何しろ、泥よけ付きの自転車は「遅くても恥ずかしくない」というのはポイント高い（笑）

で、例によってきょろきょろしていると、、、おっと、ありました。ハマナスですね。あちこちに、実をつけています。初秋まで待てば完熟します。

ただ、ハマナスの実って、そう美味いもんではありません。ものの本には、ビタミンＣが多く爽やかな風味、なんてありますが、実際には「？」です。少なくとも、子供が喜ぶような味ではないと思いますし、スーパーで売っていないのも納得というか（笑）

ただ、香りは素晴らしい。ハマナスは薔薇科なのですが、普通の薔薇よりも遙かに鮮烈で深い香りがします。英語ではローズヒップと言ってお茶などにするようです。

私のやり方では、ハマナスの実を、オリーブオイルに3ヶ月ほどつけ込みます。すると、ハマナスの香りのローズヒップオイルが出来ます。
あつあつの茹で立てパスタに岩塩と一緒に振りかけ、適当にかき回してできあがり。素晴らしい香りのパスタになります。「これは食い物のニオイじゃない！」と思うのですが、しかし「薔薇の香りがするパスタ」も、たまに食べると悪くはないですよ。

海岸縁に、自生します。勝手に野バラと交雑した野生種なんかも生えているみたいですが、香りも様子も大して変わりません。ちょっと実が小さい、、、かな。
「知床岬」で有名なように、冬の積雪地帯を好みますので、自生地の南限は鳥取砂丘になります。

海水浴の季節だと思いますが、意外とどこでも見つかりますので、ハマナスを探してみてはいかがでしょうか。香りのすばらしさは保証します。