Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

本年もよろしくお願いします

お正月は、帰省しておりました。
幸い、新幹線のトラブルにはひっかからないで帰れました。

そうしたら、元旦からいきなり大雪。
雪かきをして、近所の霊験あらたかな神社さんへ初詣。

元旦の雪は、古来から豊作の兆しとして吉例だとされてきました。

「新しき 歳のはじめの 初春の 今日降る雪の いや重け 吉事」(大伴家持

万葉集最後の歌です。
新年に、雪が降り積もっている。その雪のように、今年も良いことが降り積もって重なっていきますように。

受験の古典であれば、だいたいそのような解釈で良いのですが、もうすこし解説しますと。
つまり、当時、元旦の雪は豊作を示すものとして吉例でしたから、その雪が降っている時点で既に「ああ、今年は豊作で良い年になりそうだな」というウキウキした気持があるんです。その上で、もっと良い事がたくさん起きますように、という願いなのですね。単に、新年の希望を積雪に託しただけではなくて、積雪じたいを吉例と喜ぶ習慣があった、といえば、より趣があるでしょう。

などと、新年そうそう余計なことでしたなあ。すいません。

というわけで。
今年も、書評メインに、言いたい放題をからめつつ。
身辺多忙につき、やや更新のペースは落ちるかもしれませが、肩肘張らずにやっていくつもりです。

では、皆様。
本年もよろしくおつき合いのほど、お願い申し上げます。