日曜日のこと。
最近、自転車の後輪の変速が今ひとつ決まらない。一速ずつあげても反応なし、三速あげるとイキナリ変速するぐらいである。
まあ、安いコンポを使っていると「あるある」な症状なのだが(クラリスだし)、それにしても、ずいぶんとひどくなった。そこで、シフトワイヤーの伸びを疑った。
メンテスタンドを取りだして、ちょこっとアウターケーブル側についている調整リングを回したら、、、妙な音とともに、シフトワイヤーが断裂してしまった。
調整リングをグルグル回すようなことはしてない。
なんだこりゃ、である。
仕方がないのでシフトワイヤーだけを買いに近所の自転車屋に行こうと思ったが、シフト関係は熟練の技があったほうが安定する。
そのまま自転車を持ち込んで、作業ごとお願いしてしまおうと考えた。
変速の効かない自転車だが、なあに、シングルスピード(変速なしのママチャリの親分だ)というだけの話、自転車をゆっくり漕いで自転車屋を探す。
すると、比較的あたらしい自転車屋さんを見つけたので、そこにお願いすることにした。ロードバイクやクロスバイクが中心のショップのように見える。
若いオーナーさんが出てきて、
「お、アラヤですね!フェデラルですか?」
「いや、ランです」
「ランかあ、珍しいですねー」
などと会話。この人、アラヤに詳しい。きけば、御徒町の裏のほうのあの店(すぐわかる)で10年働いたとのこと。そりゃ詳しいわけだ。
さっそくシフトワイヤーを替えてもらうと
「ありゃ?エンド曲がってますねー」
言われてみれば、、、、曲がっている!落車したときに打ったのだろう。
「あんまり何度もやるとマズイですが、、、エンド修正しますか?」
こんな機会はそうそうない。クロモリフレームのちゃんとエンド修正できるショップだった。
シフトワイヤー交換とエンド修正で、しめて3000円。なんと安い!
これで10年の熟練の技で調整してもらえるのだ。申し訳ないぐらいである。
さて、かくして修理が終わった愛車に乗ってみたら、たまげた。
変速が正確にスパスパ決まるのはもちろんである。
なんと、圧倒的にペダルが軽くなった。
おそらく、今までエンドが曲がっていたから、チェーンラインがヨジレていたのに相違ない。それで、余計な摩擦があったのだろう。
そこが真っ直ぐになったので、きれいにチェーンが回るようになったわけだ。
なんと、我が愛車の軽く走ることか!
素晴らしい自転車屋さんに感謝である。
新小岩の自転車やさん「さくちゃり」さん。
さくちゃり 新小岩の自転車屋 - ホーム | Facebook
これからは、この自転車屋さんを贔屓にすることになりそうだ。
まあ、自転車屋さんで新しいロードバイクを見たりすると、ついつい欲しくなるのだが、、、私好みの細いクロモリフレームのロードが、、、、いかんいかん、物欲はキリがないからなあ(苦笑)
煩悩いまだ多し、なのですなあ。