昨日は曇りで、おかげで災害級の暑さではない。さっそく自転車を持ち出す。
実は、河原子街道の旧道を走ってみようと考えていた。
手賀沼から花見川に抜ける道は、基本は利根川まで抜けて印旛沼まで走り、印旛沼を南下して新川経由、ということになる。走り屋さんご用達のルートだが、還暦ヘタレサイクリストにはちょいときつい。この前走ったので、走れなくはないが、ちょいちょい走りたいとは思わない。ぬるいことを言っていますね(苦笑)
そこで、手賀沼から南下して、神崎川にでたらどうだろうと考えたのである。手賀の丘から南下するなら、そのまま河原子街道を走れば接続する。
だが、これが鬼門なのだ。千葉の県道は、ほぼ2車線しかなくて、しかも路側帯もなくて下手すりゃ歩道もない。なのに交通量は多い。すれすれ10㎝を大型トラックに走られると、命がいくつあっても足りやしないのだ。
地図を見ると、河原子街道に並行して、細い道が林の中を抜けている。河原子街道の旧道である。こっちを走ることにした。
いつものように手賀沼について、昼食休憩のあとで走り出す。手賀の丘を越えてしばらく走ると手賀沼農免農道。慣れた道だが、途中で南下して林の中へ入っていく。河原子街道の旧道である。
ごらんのような1車線の細い道で、しかも、舗装はところどころ途切れている。江戸時代の道そのままであろう。こちらはランドナーなので、少々の山道は普通に走れるが、ロードバイクでは無理だと思う。途中で、MTBと1台だけすれ違った。自動車は介護タクシーが1台。それだけだった。
木々が日差しを遮ってくれるので、まったく暑くない。ところが、途中で休憩して驚いた。すごい蒸し暑さでいたたまれないのである。自転車で街道をゆっくり走っているほうが、よほど快適であった。
林の中を走っていくと、ずいぶん古い道路標識に出会う。
白井道を河原子道の分岐点を示す標識である。ここは三叉路になっており、右に走ると忽然と奇妙な墓場に出る。中央に大きな観音像がたっており、広場の入り口には「無縁仏」と書いた墓石がある。ちょっと夏らしい涼しさを味わえる。
左に折れると河原子道らしいのだが、谷底におりて住宅街につづく。これはルートから外れる。真ん中の白井道が正解で、ここを走ると神崎川の折立橋に出た。
神崎川に出てからは、いつものように新川まで走り、花見川、湾岸道路と辿って帰宅。
距離は95Kmだった。
100kmコースだったのだが、そんなに暑くなかったので、さほどきつく感じなかった。
河原子街道の旧道はかなり気に入った。とにかく、交通量が圧倒的に少ない。
これから、ちょくちょく走ってみよう。
さて。本日は直射日光が激しく、とんでもない暑さだ。
今日は静養しつつ、次のコースを地図で探すとするか。