Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

結婚市場の2極分化

最近、経済では「2極分化」が話題になる。
「勝ち組 負け組」という言葉がはやっているけれど、どの業界も「オール勝ち」がなくなって、優勝劣敗がはっきりしてきている。
なかなか新しい市場が見えない中で、市場間競争が激化した結果である。

どうも、結婚市場も同じではないかと思うのだ。

つまり「すごくイイ男」がいるとする。すると、彼と結婚したい女性は多いわけだ。
ところが、この「すごくイイ男」は、ぶっちゃけ結婚しないほうが楽しい(^^;)
で。昔なら早々に、伴侶を決定して「結婚市場」から退場するはずの有力プレーヤーが、いつまでも市場でプレーをしてしまう。
当然、そのぶん「負け組」が増えてしまうわけである。
目が肥えてきた女性達に、相手にしてもらえない層も、昔より増えてしまうことになる。
有力プレーヤーの存在は、他の男に脅威であるだけではない。女性達の選別眼も向上させてしまうのである。

なお都合が悪いことに。既婚者が、かなり平気で市場に乱入してくるようになった。
ちょっと歳をくったプレーヤーは、経済力に訴えるとか「大人の雰囲気」の演出などの手段があったが、この新たな既婚者プレーヤーの増加により打撃を受けることになる。
さらに競争が激化し、負け組のまま適齢期を過ぎればゲームオーバーである。
もうひとつ、インターネットや携帯の発達で、プレーヤーのフィールドは広がってきている。
一見、あらたに市場ができたように思うが、お互いのことだから、結婚市場全体でみると、競争がなお激しくなったということなのである。(比較対象が増えるわけだから)

ほ乳類が伴侶を得るのは基本的に生存競争だが、その競争が激化して「勝ち組負け組」が別れてくるとどうなるか?そう、中間層が減ってくるのである。
最近、結婚する人が減っているし、子供の数も減っている。
「結婚して、子供をつくり育てる」ふつうの人たちが減ってしまうわけだ。

しかし。
これって、種として考えると、過剰競争に陥ったわけで。
つまるところ、これからの日本の人口減も、自然の調節作用と考えられなくもない。

そう考えて「結婚できない」自分を納得させているのである。。。