Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

モンゴル行宮料理ノタガ

モンゴルといえばチンギス・ハーンである。
世界一の大帝国をつくった英雄である。
アレクサンダー大王の「大」の字は返上だろう。全然、狭い地域でしかないぞ。
世界史を習って思ったのは、チンギス・ハーンが登場する前の歴史は「地方史」でしかない。
チンギス・ハーンによって、はじめて「世界史」になったんだな、ということである。」

さて、料理で言えば「ジンギスカン」となるわけだが、ありゃ、実は国内料理で、あんな料理はモンゴルにはないそうだ。唯一の共通点は「羊」。つまり、モンゴル料理は羊の料理なんである。
羊羊羊。。。よく眠れそうである。

というわけで、腹一杯羊を食べるべく、モンゴル行宮料理「ノタガ」でフルコース(4000円)を食べる。
行宮料理は、移動式のパオで食べられていた料理という意味で、お店のおばさんもモンゴル人だそうだ。
見かけは、まったく日本人と同じである。妙に親しみがわく。
店内には朝青龍チンギス・ハーンなど、モンゴルグッズがたくさん。

羊は、石焼き、餃子、焼いたやつが「ぼんぼん」出てくる。男でも完食するのは厳しい。
女性なら、もうちょっと安いコース(3000円~)があるから、それで充分だ。

酒は、ホルホグ(牛乳酒)を飲む。飲みやすい、一番アルコール度の低いやつを飲んだが、いくらでも飲める。お酒に強くない女性陣でも、結構飲んでしまう。「危険よねえ~」との事(^^;)
ところが、不思議なことに、日本酒なみの度数はあるのだが、翌日、全然二日酔いにならない!女性陣もそうだったそうである。マカ不思議である。

最後はデザートを食べて、牛乳入りのお茶の入れてくれる。これがまた、めっぽううまい!いくらでも飲んでしまう。

羊肉はカルニチンが豊富なので、食べても太らない。おばさんが教えてくれたところによると、羊の体温が人間よりも高いので、肉の脂肪分は人間が食べてもその温度では溶けないから、脂肪の吸収が悪くてそのまま出る(^^;)そうである。。。(翌朝、そんな感じがしました。。。)

「モンゴル料理は、食べて、飲んで、〆のお料理を食べて、お茶を飲んで、ゆっくりして、二次会も要らなくて安くて健康!」とおばさんは胸を張って言っていた。
全面的に認めて良い。
とにかく、羊肉を食べる人には絶対のオススメである。(そんなにクセを感じないです。日本のジンギスカンを食べる人なら大丈夫)

場所が池袋の奥地で、かつ、店舗内で携帯が入らない。ま、ゆっくり食事するにはいいんでしょう。
かなり個性派だけど、こういう店があっても良い。
はるか昔のチンギス・ハーンに思いをはせながら、天下取りの構想を練ったりすると、なお良いぞ(笑)
雰囲気はかなりある。
私のミシュランで☆☆かな。