Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

憲法違反の人権擁護法案に反対する

まこと、稀代の悪法というべきであろう「人権擁護法案
これこそ、まさに戦前の「治安維持法」の復活そのものではないのか?

なにしろ、ある表現が「差別だ」という判断をされただけで(しかも、その判断をする連中が無茶苦茶)令状もなしに「発禁」だの「削除」だのできるなぞという、実におぞましい法律である。

さて、ここで、問題になっている「人権」を、「天皇」だとか「国体」だとかの言葉に入れ換えてみよう。
はい、「治安維持法」の一丁あがり、である。

こんなひどい法律はないと憤慨しながら、ブログを覗いていたら、困惑する事態に気付いた。
この法律に反対する人々は、ほとんどが、なぜか「保守派」の方々ばかり目立つのである。もちろん、中にはウルトラ右翼(笑)とおぼしき方もいらっしゃるけど。
おいおい、こりゃ反対じゃないのか?!(苦笑)
ふだん、「憲法」だとか「自由」だとかの価値を強調している方々よ、なんで平成の治安維持法に反対しないのか?検閲を禁じた憲法21条はどうなるんだ?!第19条の思想・良心の自由は?「人権」と法律にくっついていれば何でも良いのなら、それこそ教条主義の最たるものだろう。靖国参拝を批判するのは構わないが、こんな大事を見過ごすのでは、自分でものを考えたことにはなるまい。

私は、思想的には「保守」かもしれんが、それでも戦後日本の復興と発展において、日本国憲法が果たした役割を評価するものだ。

悪評ふんぷんの小泉首相だけど、この法律には反対らしい。
この際だから、郵政民営化法案くらいの剛腕を発揮して、こんな悪法は廃案に追い込んでもらいたいものだ。