Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

責任と権力

部下をもつ、ということは、権力を持つということである。
しかし、権力は責任と同じものだ。
ないほうが、実は楽でよいのである。

権力をもつということは、平たく言えば強制力である。
部下は、私の指示を守らねばならない。

しかし、部下が、私の指示通りに活動したのに、成果が得られないとき、当然に彼の責任ではないのである。
その場合、指示を出した私の責任であることは明白だ。
私の指示が誤っていたために、成果が得られなかったのである。

それ故「俺が責任をとる。このようにやれ」と指示した以上、私は、彼に対して権限をもつ。
なぜならば、失敗すれば私が責任を問われる以上、私の指示通りに動いてもらわねば、私は困るのである。
民主的リーダーシップ論とは、そういうものである。
権限とリスクはバランスしており、部下がリーダーと認めて、彼の指示に基づいて動くという前提がない限り、リーダーは成り立たない。
そうでなければ、誰がリーダーになどなるもんか。

そう、どうやら私は、骨の髄まで「戦後民主主義」の人間らしいのだ。
そのうち、「戦後民主主義から考えた保守派擁護論」でも書いてみようかと思っている(笑)
意外と、実はロゴスが成立するのである。

ポリシーと仕事は、密接に関係しあっているようだ。