Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

紀宮改め黒田清子さまのご成婚に思う。

まずは、心の底から祝福申し上げたい。
今後のお幸せを願わずにはいられない。

今回で、黒田清子さまとなられて、いわゆる皇族から降嫁されたわけである。

天皇家、皇族、とはどういうものだろうか。

実は、私は10年前に、当時の改革開放路線を歩みはじめたばかりの中国に進出した会社のお手伝いをしていた。そこで、現地政府の高官(省の副省長さん)を、日本にお忍びで呼んで歓待したことがあった。その副省長さんは女性だった。中国は、男女平等であるから、そういうケースは珍しくないのである。

浅草寺にお連れしたら、鳩を見て「日本人はこんなところで鳩を飼っているのか?」とビックリ。
「いや、そうではなくて、これは野生の鳩が人間になついているのです」と説明したら、なおビックリ。「なんで、誰も食べないのか?」と驚いたワケなのである。
あちらでは、鳩は立派な食料だからなぁ。無理もないんである(笑)
良い機会なので、思う存分、鳩にエサをやって楽しんでいただいた。副省長さんは、たいへん楽しそうであった。

その副省長さんが、浅草寺のあと「どうしても見たい」と言われてお連れしたのが、皇居であった。大手門からはるかに宮城を見た副省長さんは「立派で美しい」と感激の面持ちであった。
我々は、よもや「反日的行動」でもなさるのか?!と思い、固唾をのんでいたから、すっかり拍子抜けしたものだ。
「なんで皇居を見たいのですか?」と聞いたら、副省長さんいわく
「日本でいちばん偉い人の住むところだから」
ああ、なるほど。
外国人から見たときに、決して首相ではなくて、天皇こそが国家元首なのだ、と気付いたときであった。

ついでに言えば、10年前は共産党による反日教育がスタートしてなかったし、我々が行った華南地域ではまったく「反日」はなかった。私は、当時、1年の半分を中国で過ごす生活だったから、よく知っている。天安門事件が、実は北京の天安門広場だけの事件でなかったことも知っている。真実を聞いた私は絶句し、話してくれた共産党幹部の子弟と私とは生涯「義兄弟」であろうと誓い合った。
「古い友人」と言われて有頂天になっているバカ政治家どもを見ると、情けなくなる。彼が話してくれたのは「古い友人」とは、中国人が外国人を利用するときの常套文句だということであった。兄弟よ、だまされてはならない、と。彼は、異境の地で私の真の友だった。
それゆえに、今の中国共産党による「つくられた反日」を嫌悪するし、それを真に受ける日本人にもあきれる。おいおい、ちょっと待てよ、と言いたくなってしまうのだ。
中国人にもいろいろな人がいる。私がイヤなのは、今の中国共産党反日方針なのである。私は日本人だから、自国を悪し様にいう教育をする他国政府は好きになれない。

しかし、そうであっても。実は、外国人の要人にあっても、天皇家には格別の敬意を払われていることを、この副省長さんのおかげで、私は知ったのである。

皇后さまは、紀宮さまが幼いときから、いつか降嫁のあることお考えになり、家事の教育をされておられたという。英国王室の醜聞をみるにつけ、なんと我が日本の皇族は素晴らしいのだろう、と思ってしまうのだ。比べてしまうのは、そりゃ人間の習性というもので、仕方あるまい。

清子さまは、これからは、民間人となられたので、おそらく、ひとかたならぬご苦労もおありであろうと思う。しかし、立派な皇族のお生まれである。きっと、より大きな幸せを得られるものと思う。。。

などと、他家の結婚をとやかく言う場合ではないな、私の場合(^^;)「資格がないだろう!」という罵声が聞こえてきそうな気がする(泣)
でもまあ、私も日本国民のはしくれですから。
おめでとうございます!!