Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

あっという間に奈落の底におちたとき。大損した人へ。

今回のライブドア騒動で、ついに自殺者が出てしまった(実に奇妙な「自殺」だと思うが)
ひょっとしたら、個人投資家で、信用買いをしていた人は、追証でにっちもさっちもいかなくなっているかもしれない。悪い考えが、心の片隅に芽生えてしまうかもしれない。

私も、かつてそうだった。どうしようもない状況だったのだ。
こういうときには、絶対に、自分を追い込んではならない。
「自己責任だ」だの「自業自得」だの他人は言うだろうが、聞き流すように(できないだろうけど)。
反省はするだろうが、それはあなたが一人ですべきもので、他人がとやかくいうべきことでない。

そして、以下の3つのことをしたら良いと思う。
1)自分の状況を笑うこと。
実にすごい状況だ、と思って、今の自分の状況を笑ってしまうこと。他人は反省が足りないとか言うだろうが、反省して事態は変わらない。だから、笑う方がマシである。カネがなくても、自分が万物の霊長たる人間であることにかわりない。
また、この際、ひどい状況の者同士で傷をなめあったり、自分よりなお悪い人を見て安心したりすることも有効である。人間、弱っているときはそんなもんだ。それでよい。
参考図書:「金なら返せん!」大川豊
2)一発逆転はないことを肝に銘じること。
悪い状況に落ち込んだ人間ほど、一発逆転を考えるものだ。それは、実は苦しみから逃げたいという心の弱さの表れなので、本当の意味での「攻めの姿勢」ではないのである。必ず、ことは敗れる。
むしろ、開き直ってしまうこと。一発逆転を考えると、より悪い状況に落ちる。
あきらめて、地道な復活を目指す方がスピーディである。
3)早く諦めること
周囲に相談して、ケリをつけること。または弁護士。ものを失うことは怖ろしくはない。信用を失うことも怖ろしくない。冷静に考えてみよう。もともと、自分が大して信用されている人間じゃないと気付く。それでよいのである。

苦労をして、性格がなお悪くなる人と、逆によくなってしまう人がいる。思い詰めずに、素直に受け入れたほうが、修行になるように思う。

私だって、紙一重だ。自分ならこうする、過去にこうしたと思い出して書いた。僭越の極みである。お許しください。