Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

天下の悪法PSE法に反対する

PSE法と聞いても、普通は「なんじゃ、そりゃ?」であろう。私も、つい最近まで、そうだったんである。
それが、どうやらとんでもない天下の悪法であると分かったんである。
によって、いつもの通り、蟷螂の斧を振り上げることにしたんである。とめてもムダだが、私の蟷螂の斧をとめるようなヒマ人は世間におらんのである。によって、自由である。有り難し。

PSE法電気用品安全法)は、天下の悪法であるので反対する」

詳しくは以下をみるとわかるんである。
http://sound.jp/pse/

しかし、だから「読んでください」では不親切である。手抜きである。拙ブログを読んでくださる方々に失礼であるので、人間的にいかんことである。人間的にいかんのは、効率の問題ではない。したがって、いい加減に解説する。私は根本的にいい加減な性質であるから、当然私なりの偏見に基づいているんである。御筆先か世迷い言と思えば間違いない。

最近の大きな変化として「中古市場」の流通がはじまったことがあげられる。これが、古本やらCDやらで問題になっていることは、ご存じのとおりである。
その中で、電気製品というものも、当然ある。
リサイクルショップやらオークションやらで、かなりの数の中古製品が流通するようになったんである。

これで困るのがメーカーである。
ただでも少子化で、白物家電の売れ行きが鈍化し「家電不況」などといわれておる。K電気もy電気も、新製品が売れなくて中古ばかり売れると困るはずである。それで、代議士センセイに圧力をかけた(想像)。

言うまでもないが、世はリサイクルである。省資源である。だから「中古家電はイカン」と言っては、特定業界の利益誘導がバレバレで、消費者の不評を買うので「中古品は安全面で問題があるから、指定の業者が検査を受けてシールを貼らねばいかん」という規制強化の作戦にしたんである。この手は「自動車業界」の「車検制度」でおなじみである。安全をタテにとれば、何も言えんだろうというあさましい官僚と政治屋の十八番である。そうすれば、ウマウマと美味しい汁を吸えるんである。

じゃあ。現在、いったい「中古品」が流通して、それで安全がどれだけ損なわれて(たとえば漏電火事)おるか、言うてみろ。常識で考えて、中古品になっても売れるほどの製品なら、そうそう危ないわけがないんである。購入してから14年、頼んでも誰も買ってくれんだろう我が家のセンタクキのほうがよほど危ないにきまっておるわい。ここな痴れ者が。だいたい、「愛妻号」などというふざけた名前をつけるから、いつまでたってもホンモノの愛妻が来ないんではなかろうか?このナショナルめが。
それになあ。「あのリサイクルショップで買ったテレビが漏電して火事になったのよう」と噂になれば、その店はつぶれるんである。自由主義経済である。リサイクルショップって、じゃあ全国の質屋はどうするんじゃい?当家のセンタクキは質屋でもとっちゃくれんだろうが、立派な資源を使ってつくった製品をひきとってくれん質屋のほうを法律で規制すべきである。まあ、そうしたら質屋がつぶれるか。。。

だいたい、メーカーも情けなき者どもかな。
オーディオ機器なんぞ好例だが、早い話が「中古製品のほうが魅力的だから」買うわけである。21世紀になって、中古に負ける新品をつくるメーカーの経営者は、もしも江戸時代なら切腹して詫びるより他になかろうが。儲からん商売も情けないし、そんな製品をつくるのは資源のムダである。よほど猛省すべきである。世界に冠たる日本の家電産業のくせに、そんな弱音を吐くようでは先が思いやられてならん。

さような次第で。
「リサイクルに逆行し」「規制緩和に逆行し」「日本の産業を弱くし」「シールを貼るだけの天下り先をつくって」「よほど安全に問題のある買いっぱなしの家電は放置する」天下の悪法に反対する。
けっ。てやんでぇ。