Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

景気回復のバロメータ


東京ビッグサイトで、当業界の展示会があったので出かけてきた。
「おお、景気回復してきたんだな」と実感。
なぜって?それは、ズバリ各ブース展示で、綺麗なコンパニオンのネーチャンが増えたからである(笑)

いや、ホントにこれって、実にあからさまに参考になるのだな。
ITバブル崩壊のときの寂しさといったらなかった。どこのブースも、目を血走らせた男性社員が仁王立ち。近寄ったらたちまち餌食になってしまう雰囲気であった(苦笑)
もちろん「経費削減」「だけど売上ノルマは厳しい」という背景があれば、当然起こる現象なのだなぁ。

そこいくと今回は、実に華やかであった(笑)予算が増えて、売上ノルマもきつくないと、業界のオマツリという顔見世興行的な色彩も強くなるのだな。綺麗なコンパニオンのネーチャンを取り揃える。予算が増えると人数が増えるだけでなく、どういうわけか質(!)も上がるので、美人が増える。更に、なぜかわからないけど、露出度も上がる(笑)
コンパニオン業界も、同じ質だと単価が高い方が露出度も高いという法則性があるのだな(苦笑)

なんで企業向けのコンピュータシステムの展示に、おへそやフトモモを出したネーチャンが必要であるか?そのからくりをちょいと説明しておくと。
あれは、早い話が「アンケートを書いて貰う」ためなんである。
つまり、ブース展示のソフトを見て「ううむ、これはいくらかね?」「ハイ、サンビャクマンエンでございます」「そうかね。じゃ、とりあえず1個貰おうか」「ハイ、毎度あり~」などということがあるわけないのであって、たまにあるけど、そりゃ隕石であって、基本的にはアンケートを書いて貰って、後日改めて訪問、いやがるところをあの手この手で口説き落としてハンコを貰うのが定跡である。
「なんだ、キャッチセールスじゃんか」はい、その通りです(爆笑)

それを客をも知悉しているわけだから、そう簡単にはひっかからない。そこで、くだんのネーチャンが出現するのである。ニッコリと笑いかけつつ「アンケートお願いしまーす」とやると。
中小企業のオヤジどもだの、ちょっと大手の担当役員だのは、だいたいみんなスケベであるから寄ってくるのだな。そこでアンケートの「部署」なんて項目に「社長」なんて書くと、ネーチャンが「まー、社長さんなんですね♪」などと合いの手を入れる。すっかり良い気分でもれなく記入完了し、貴重な見込み客リストが1件出来上がりの寸法である。早い話が誘蛾灯と思えばよい。

で、私は意気地無しであるので、ネーチャンは敬して遠ざけて、と。(苦笑)
会場内を見て歩いたのであるが。
うーん、もうちょっと、かな。今まで、研究開発費をけちってきているから、各社とも力作というか、「お!!」という目玉がない。従来路線の延長線上の、無難で保守的なシステムが優勢である。
しかし、なんとなく胎動は感じることができた。
たぶん、来年はもうちょっと期待できるのじゃないかな。。。

ま、他人様を見て歩くより、自社で出展することも考えなければならんのであるが。
我が社は、まだまだ努力が必要だと思った次第である。
とてもとても、他人様のことをとやかく言えた義理ではないのが本当のところだ。
つまり、ネーチャンの餌食になることも、ネーチャンを雇う側に回るのも、まだまだ精進が必要ということである。
どうも、当分縁がないらしい、、、というのが本日の結論であった(苦笑)