Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

リバタリアン宣言

リバタリアン宣言」蔵研也。

最近「現代における屁理屈度ナンバーワン」だと思っているリバタリアニズムの本(笑)。

本書の中から、こんな話を紹介しよう。

子供達が、砂場で遊んでいる。子供達は、いろいろなおもちゃをもって遊ぶだろうが、当然、子供によっってはたくさんのおもちゃを持つ子供もいるし、そうではない子供もいる。
子供は、おもちゃを欲しがるだろうし、場合によっては喧嘩してとりあげてやろうとする子供もいる。そのとき、大人はどうするだろうか?
「他の子供のものでも、欲しければ力づくでも取ってしまえばいい」と教えることはないだろう。
「がまんしなさい」というはずだ。「他人のものをとってはいけません」
ところが。同じことを「国」がすると、それを皆は賛美するのである。大人(国家は、最強のオトナであります)がやってきて、たくさんのおもちゃをもっている子供から取り上げて、それを他の子供にやる。それを見ていた大人達はこう言うのである。「平等だ」「福祉だ」
これは、支離滅裂ではないのかね?

評価は☆。
屁理屈をこねたいという私のような純粋な欲求(笑)をお持ちの方には、是非一読をオススメしたいのである。

こんな話もありますぞ。
イソップ童話である。
夏の間に、キリギリスは毎日遊んで暮らし、アリはこつこつ働いた。やがて冬がきた。キリギリスは困窮し、アリは豊かになった。すると、突然国がやってきて、アリが夏の間にためこんだ食料を取り上げ、キリギリスにやってしまいましたとさ。

ふむ。幼稚園で教えるイソップ童話を、改作すべきかもしれないな。子供の頃から「それが当然」だと洗脳いけね教育しておけば、問題は起こらないだろうからね。
だけど、それじゃみんなキリギリスになってしまうような気もするが。。。あ、もうなってますか(笑)