「鬼・雷神・陰陽師」福井栄一。
昔の「左大臣」「右大臣」では、左大臣が偉い。ところが、ひな祭りのお内裏様とお雛様では、左側にお雛様を座らせるケースも多くなる。
左官は、建築業の太子信仰のなかで官位を与えられたことになっており、大工は「右官」で大工頭の語源になっているはずだが、おかしなことに左官の官位がない。大工が右なら、上位の左官に官位がないのは妙である。
さらに、「左遷」は降格。
商売は「左前」になるとつぶれる。
「左道」は陰陽道のことで、黒魔術の手妻である、、、やっとたどり着いた(苦笑)
ついでに八つ当たりしておけば、左のヒラメのほうがカレイよりも高級魚であるぞ。
左官は、建築業の太子信仰のなかで官位を与えられたことになっており、大工は「右官」で大工頭の語源になっているはずだが、おかしなことに左官の官位がない。大工が右なら、上位の左官に官位がないのは妙である。
さらに、「左遷」は降格。
商売は「左前」になるとつぶれる。
「左道」は陰陽道のことで、黒魔術の手妻である、、、やっとたどり着いた(苦笑)
ついでに八つ当たりしておけば、左のヒラメのほうがカレイよりも高級魚であるぞ。
ま、どうでもいいことですなあ。
で、本書だけど、非常にオモシロイ。なかでも、菅原道真(天神様)の段が秀逸だと思う。
雷がなったとき「くわばらくわばら」と唱えるのは、道真公の所領が「桑原」だったからだそうで、「おいおい、ここは桑原ですよ」と偽電(!)を打っているようなもんなのだなあ。
雷がなったとき「くわばらくわばら」と唱えるのは、道真公の所領が「桑原」だったからだそうで、「おいおい、ここは桑原ですよ」と偽電(!)を打っているようなもんなのだなあ。
評価は☆☆。楽しい噺が満載、雨の連休の中で読むには最適の本だった。