時間がないから、簡単に。
基本的には、今回の選挙結果は予想された事態です。ただ。自民は負けすぎで、原因は論功行賞の人事制度に胚胎していたといえます。
小泉改革が目指したのは「地方自治」の復活、つまり税源を地方に移譲して、国は「国にしかできないことしかしない」という「小さな政府」でした。
ハッキリ言えば、都市民は税金の割には小さなサービスしか受けておらず(巨額の税を納めながら、いまだに満員電車ひとつ解決できないし、道路は渋滞のままです)その不満の受け皿になったのです。
ハッキリ言えば、都市民は税金の割には小さなサービスしか受けておらず(巨額の税を納めながら、いまだに満員電車ひとつ解決できないし、道路は渋滞のままです)その不満の受け皿になったのです。
しかし、民主党は「旧自民党型政治」を標榜して、地方から逆転をはかりました。従来のマルクス主義史観に固まった「都市部の資本主義が先鋭化して、やがて共産主義に移行する」なんて戯言を信じなかった。小沢氏は、徹底したリアリストでありました。