Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

逃げ場のない追求

安倍改造内閣の顔ぶれが発表された。正直、まずまず無難な人を選んだな、という感じである。あれだけ、子供のような失言を繰り返す閣僚をみては、「今度こそ」と安全運転になってしまうのも、いたし方ないといえる。ま、「減点法」ではベストの人事かなあ。
正直、政策通ではあっても与謝野氏の官房長官がやや、不安だけど。

今回の「首相続投」については、いろいろと批判もあろうと思うのである。参院選に負けたのは仕方ないが(しょうがないといってはいかんか?)負け方がひどかった。
ただ、それにしても、その後のマスコミの追及もひどかった。
「反省するといっても、何を反省しているのかわからない」というのである。
当たり前である。つまり「やめないから」反省してない、とう論理なのだよね。「反省しています」といえば、「じゃあ、なんでやめないのか。やめていない=反省していない」という論理である。結論が先にあって、他人を追い詰める、逃げ場のないレトリックで、私はこういうものの言い方は好かないな。私は、そういう理屈を並べてよいのであれば、人後におちる気もしないが(苦笑)そんなことは無駄なことであると思う。なんで、そういうことを言うのか。まあ「安倍が嫌いだ」という本音を吐露するだけでは、確かに「報道」の名に値しないと気づいているのだろうけど(笑)
そういうのを猿知恵という。「朝三暮四」と同じ類だな。

で、ただひとつの事実を指摘しておこう。
参院選で、あれだけ大騒ぎした「年金記録問題」だけど、選挙が終わったら見事に報道しませんな。「小沢を選ぶか、安倍を選ぶか」といったのは安倍自身である、という話は繰り返してますが。
どうして、あれだけ大問題で騒ぎ立てた社保庁問題を報道しないのか?
もちろん、決まっている。あれ以上踏み込めば、当然に自治労のでたらめ勤務ぶりが問題になる。そうなれば、民主党も無傷では済まないしね。それはマズイ。
で、自民大敗でコトがおわれば、ぴたりと口を閉ざすわけですよ。

無責任だ、と怒っても、それがこの国のマスコミの姿なのである。やれやれ、なのだ。

出張先のホテルからブログを書くと、どうも気が短くなっていけないね(苦笑)