Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

また焼け太り

今回の中国毒餃子事件を受けて、福田首相が「消費者庁創設」に言い出したらしい。
そうしてまた役人を増やし、行政指導を増やし、外郭団体ができて天下りが増える、という寸法であろう。焼け太りねらいが歴然である。

消費者庁なんかいらない。JTフーズとCOOPの不買運動をすれば、それでいいのである。役人を増やしてくれと頼んだおぼえはない。

福田首相が就任したとき、私は「争点消し」だろうと書いた。
争点消しの心は、理想を掲げず、官僚の作文通りに動き、よくいえば「調整型」悪く言えば「成り行き」の政治をすることである。

安倍首相は「美しい日本」という理想を掲げた。だから、マスメディアは楽なもんであった。政府の批判をするのに
「これが美しい国なんでしょうか?」
という決め台詞でやればよかった。思考停止の典型である。
「これが美しい国なんでしょうか?」といえば、考え深い進歩人、インテリゲンチャのカッコがつくんだから、これはこたえられない。

それをつぶさにみて首相になった福田氏は、そもそも理想なんか語るのをやめた。そんなもの、つけこまれるだけだからだ。

それは、ある程度の成功を収めたといえる。政局は。しかし、その結果、日本はいよいよ行く末を失った。

消費者庁でもなんでもできればいい。そうやって、賢い役人のいいなりになればいい。
皆が「おりこうさん」になりたい国なんか、そうやって沈んでしまえばいい。

世界は動いている。ここで戦え。ふんばれ。そうじゃないと、皆しずんでしまうぞ。

でも、そういうことを言う人は、よってたかって、倒されてしまうのだ。

じゃあ、勝手にすればいいじゃないか、と思う。

私は、本当に怒っているのだ。