Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

期待できない泥仕合

このままでいきますと、中央銀行総裁が不在という先進国ではあり得ない事態になるかもしれません。
で、両政党は、お互いに相手の責任にするのに一生懸命です。

しかし、福田さんも、余計なところで「民主党のいいなり」にならない。こんなところで、意地をはるところではありません。
武藤新総裁、では、はっきりいって「官僚のいいなり人事」です。なんで、ここで「民主党様のご機嫌を伺って」官僚をはずさないのか。
私は「福田政権には期待できない」との思いを強くしました。

正直いいますと、今の副総裁は、総裁と並んで「どうしようもない」と思っています。
そもそも、福井総裁による金融政策は「大失敗」だったと私は思います。

福井総裁になって以来、日銀は利上げ姿勢を明確にしてきました。
しかし、その結果はどうでしょうか?ハッキリ、景気は悪化の傾向が見えてきています。

そもそも、他の先進国の中央銀行が利上げに転じたのは、理由があります。不動産価格が上がり、企業業績も伸び、個人所得も増え、株価も上昇している。それは、利上げしてバブルを抑止しないといけません。

しかし、日本はどうでしょうか?企業業績だけが、ようやく回復しているのですが、個人の所得は増えていません。それを政策の責任にするのなら、もっとも大罪は日銀にあるでしょう。経済の常識では、企業業績の回復は株価の上昇、不動産価格の上昇、それから個人所得の上昇と推移します。
「まだ個人所得が上がらないうちから、先行きのバブルが心配だから景気を冷やす」などという政策があろうはずはないんです。
そんな国民を馬鹿にした金融政策を支持してきた、今の副総裁なんか駄目だろうと思うのです。

ところが、民主党の反対論も、それを言わない。どころか、武藤氏は新自由主義だからとか、わけのわからないことを言っています。ハッキリいってどうでもいい。なんでそんなにピントが外れているのか。

自民党の中にも、このあたりを批判する人がいない。ま、中川(酒)さんくらいでしょう、そういう本質論を言っているのは。こういうマトモな政治家が、もっといないといけません。

こんな泥仕合をやっているようじゃなあ。
「ま、そのうち決まるんじゃないですか、フフン♪」
なんだろうなぁ。

がっくり。