毒餃子事件ですが、「おれのせいじゃないね」で、ますます分からなくなってきました。いや、ホントはみんな、うすうす分かっているのでしょうけれども(苦笑)
しかし、これは、企業経営というサイドから見ると、よく考えなければいけないことだと思いますね。
実は、ぶっちゃけ申しますと、企業というものは、多かれ少なかれ「事故」「不良品」というものを、根絶はできないんですよ。もちろん「あっちゃならん」ことではあります。しかしながら、世の中に「完璧な生産システム」は存在しません。
ですから、程度の問題を別にすれば、事件も不良品も発生すると思った方がいいんです。
ですから、程度の問題を別にすれば、事件も不良品も発生すると思った方がいいんです。
で、企業には「リスク管理」という考え方があります。早い話が
1.まず事件や事故を防ぐ。
2.でも、事件や事故が起きたときに、より大きくなるのを防ぐ。
3.事件や事故の事後処理をうまくやる。
4.で、なんとか会社に及ぶ被害を最小にくいとめる
1.まず事件や事故を防ぐ。
2.でも、事件や事故が起きたときに、より大きくなるのを防ぐ。
3.事件や事故の事後処理をうまくやる。
4.で、なんとか会社に及ぶ被害を最小にくいとめる
だいたい、こんな感じになります。
当たり前ですが、まずは出荷を中止、回収を始めました。しかしながら、それ以上の手が打てていません。だって「原因不明」なんですもん。
「原因不明」の事件に「対策」を講じるのですから、これは禅問答となります。
当たり前ですが、今のままだと「再発防止」ができているのかどうか、誰にも判断できません。これで、次の事件を未然に防いでいると言えますか?
普通に考えりゃ「ノー」に決まっています。また毒餃子が起こるかもしれません。
「原因不明」の事件に「対策」を講じるのですから、これは禅問答となります。
当たり前ですが、今のままだと「再発防止」ができているのかどうか、誰にも判断できません。これで、次の事件を未然に防いでいると言えますか?
普通に考えりゃ「ノー」に決まっています。また毒餃子が起こるかもしれません。
つまりは「事故品が発生した」ということと「事故品の発生した原因は分からない」というのは、リスク管理としては別の問題だということなんです。
「事故が起こるかもしれない工場」と取引したことが問題ではありません。それはタダの結果論かもしれないからですね。
だけど「事故原因が調査できない工場と取引した」のは、明快な経営ミスであるといえます。それは、事前に予想できなかった、ではすまないことです。防げる事態は、むしろこっちなんです。
「事故が起こるかもしれない工場」と取引したことが問題ではありません。それはタダの結果論かもしれないからですね。
だけど「事故原因が調査できない工場と取引した」のは、明快な経営ミスであるといえます。それは、事前に予想できなかった、ではすまないことです。防げる事態は、むしろこっちなんです。
単に「有毒な食品を出荷してしまった」のであれば、それだけで感情的な反応を続けるのは得策とは言えません。
しかし、「事件が起きたが、原因調査もできず、責任も分からず」よって「対策も打てない」のは大きなリスクだと言えます。そういう相手と取引したことが判断ミスです。
このままだと、事故の再発防止というもっとも大事な「事後処理」もできず、結果として会社の経営に甚大な被害を与えるでしょう。
私がJTフーズの株主であったら、この点で、現経営陣を株主代表訴訟で訴える可能性は充分だと思います。
しかし、「事件が起きたが、原因調査もできず、責任も分からず」よって「対策も打てない」のは大きなリスクだと言えます。そういう相手と取引したことが判断ミスです。
このままだと、事故の再発防止というもっとも大事な「事後処理」もできず、結果として会社の経営に甚大な被害を与えるでしょう。
私がJTフーズの株主であったら、この点で、現経営陣を株主代表訴訟で訴える可能性は充分だと思います。
こういうことが「人災」なんだと思いますね。
え!?私?もちろん、個人的には可能な限り「チャ○ナフリー」ですよ(苦笑)