Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

ミツマタ


自転車シーズン到来で、中年独身男の心も躍るわけであります(笑)

今の時期、梅と桜の間に咲く花というのは、なんともいえない風情があると思うのだなぁ。
で、昨日のキブシにつづいて、本日はミツマタ

写真のは、園芸種でもなんでもないので、ただの黄色の花ですが、こういう素朴な感じが好きである。
園芸種は、赤の縁が入ったりして、いっきに艶やかな感じになるのだけど、まあ、そんなことしなくてもいいじゃないの、なんて言いたくなるのだ。

ミツマタといえば、昔からコウゾと並んで和紙の材料である。名前の由来通り、たしかに枝の先が3つに分かれている。

これも野山に自生するので、ちょうどキブシと同じような地域に生える。だけど、ミツマタのほうが、栽培されている場合が多い。キブシよりも明るい場所を好むので、手入れされた環境のほうが快適なのであろう。花も多いので、なかなか見栄えがする。

あたりに漂うような芳香の強さはないけれど、しかし、なかなか良い香りがする。書院の庭などに植樹されて、梅と桜の間隙を埋める貴重な役割を果たすことが多い。

ミツマタを見ると、いよいよ桜近し、と思うわけですなぁ。