Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

寝酒の選択

不眠症であって、眠剤のお世話にならないと眠れない私は、ついつい寝酒に手を伸ばしてしまう。

「眠れなければ寝なきゃ良い」のであるが、そうしたら2日に1回うつらうつらという睡眠になる。30歳くらいの頃は、本当に2日に1回の睡眠にしていた。それはそれで良いのだが、とにかく昼間疲れて仕方がない。そのうち、すっかり心身共におかしくなり、素直に眠剤のお世話になっている。同じ薬を続けていると、だんだん効きが悪くなるので、ときどき変える。不眠症って、単に昼夜逆転の「体内時計の狂い」じゃないのかしらん?

それでもなかなか寝付きが悪く。ついつい、酒に手が伸びる。悪癖である。

若い頃は、とにかく日本酒党だった。
だんだん好みが変わり、今では食中酒が日本酒またはワイン。寝酒はウィスキーか、黒糖焼酎である。

たべながら飲む食中酒は、やっぱり醸造酒がうまいと思う。刺身には日本酒が一番合うし、白ワインも悪くない。
日本酒は一時期懲りまくり、いろいろな店に行っては片っ端から銘柄を飲んだが、今ではすっかり落ち着いている。ウチでふだん飲むのは菊正宗ぐらいのもの。

銘柄で美味いと思ったのは「東洋美人」「祭」「開運」「大七」「上喜元」「手取川」「千代むすび」など。美味いという意味では、日本酒に勝る酒はないと思う。
それで、寝酒に、こういう酒を飲んでいた。幸福である。そうしたら、酒がうまくて、すっかり調子に乗ってしまい、なかなか眠れなくなってしまう。寝るよりも酒にアタマがいってしまうのだ。
だいたい飲んべえだから、こんな美味い酒ばかり飲んでいると、酒代も馬鹿にならない。どんどん飲んでしまう。酒屋は喜ぶが、こっちは不眠症よりも肝臓病になりそうな気がした(笑)

それで、醸造酒よりも低カロリー、プリン体も少ないし、美味くないから(!)という理由でウィスキーを飲むことにした。
おかげで、すぐに眠れるようになった。
ところが、問題が新たに発生。
なんと、だんだんと「ウィスキーがうまくなってきてしまった」のである!予想外の事態である。
(ちなみに、大した銘柄を飲んでなく、安スコッチかスーパーニッカぐらいである)

こうなると、寝酒には不適切だ。
困った。適当に飽きる、不味い酒にしなければならない。それでも、あまり安酒はかえって身体に悪そうな気もする。適当に不味くて、すぐ飲み飽きし、かつ低カロリーの酒はないであろうか?
「甲類焼酎」も考えたのだが、昔からの酒飲みじいさんを見ていると、甲類焼酎を飲む人は日本酒党よりも明らかに早く身体にガタが来ている気がするのだなあ。

え?!「飲まなきゃいいじゃん」まあ、そうなんですがね。。。ちぇっ。