Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

個人的ボイコット

どうやら北京五輪は、なんとか開幕したらしい。
「らしい」というのは簡単で、私は北京五輪のニュースもテレビも全く見ないからである。

世間様はぼちぼちお盆休みのようだが、私は因果な商売のおかげで、この真夏のさなかに「寒い、寒い」を連発し、仕事帰りに暑い味噌ラーメンをすすっている。サーバールームなどという現代の神殿に使える神官は、当然にコンピュータという神にとって快適な温度で仕事しているわけで、入室した直後は「あー、涼しい」などと嬉しがっているが、やがてそれがとんでもない勘違いであったことに気づくわけだ。
これぞ、平和ボケならぬ暑さボケである。寒さがわからなくなっているんですな。

納期という恐怖の大王が降臨したおかげで、土日もぶっつづけで仕事。やっと、本日は蒸し暑いオフィスに戻ってきた。ありがたいことである。

そんな有様だから、そもそもテレビを見る暇がない。
しかし、見たいとも思わない。
理由は、チベット問題の時以来、縷々述べたとおりである。

スポーツを国威発揚に利用するのがいけない、などというつもりはない。それは、ひとつの手段だし、国威発揚のやり方としては、かなり穏当なほうであろう。もっと物騒な国威発揚はたくさんあるからね(苦笑)

だけど、そんなものに、いちいち付き合うかどうかは、私に関しては私が勝手に決めることだ。
私は、付き合わないと決めたので、そうしている。

私にとって、北京五輪はないし、仮にこの大会で金メダルをとった人もメダリストだとは思わない。「はー、そうですか」というだけのことだ。

へそ曲がりの唐変木たる私は、この北京五輪の楽しみ方を発明している。つまり「いかに、北京五輪が存在しないものであるかのように振る舞うか」というものである。

噂によると、北京五輪開会式の視聴率は、支那では98%なのだそうである。98%!!
私は、その数字を聞いて、なんだか気持ち悪くなって仕方がないのだ。そんなことがあるんだろうか。
「見ない」奴が、ちょっとくらいいた方が、世の中はマトモじゃないかと思うんだけどね。少なくとも、日本人としてはさ。