Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

おつまみ横町

「おつまみ横町」編集工房桃庵。

どうやら巷間大ヒットらしい、簡単おつまみ料理の本。
会社の帰りに、駅前の本屋で発見し、新書サイズのコンパクトさと料理写真のすばらしさに惹かれて購入。

本書の内容は、いわゆる居酒屋ででてくるような、簡単なおつまみメニューのレシピ紹介である。
私は、実は結構手料理が好きなのである。
家に帰って、無心で料理していると、なんともいえず心が落ち着くのだ。おそらく、家事で「義務感」ですれば別でしょうが、何しろそこは一人暮らしの気楽さ。「自分が食べたいものをつくる」という欲望則行動な生活だから(苦笑)アタマを真っ白にするのに向いて居る作業なのだ。
おかげで、私は左利き包丁セットだの(左利きだから)保温調理鍋だの、呆れるくらいに料理道具は揃っている。

で、さっそく作ってみた。かんたんな「叩き山芋の明太あえ」。
山芋の皮をむいて、厚手のビニール袋に入れて、上から棒で叩いて粗くつぶす。私は、すりこぎを使った。
明太子は皮を絞って中身を取り出す。で、つぶした山芋と和えて出来上がり。
簡単だなあ、、、で試食。うむっ、うまい!
これは日本酒にはピッタリですな。酒がすすむ。

評価は☆☆。新書ブームだけど、こういう類の本としては珍しくヒットになった。これは、編集部の本作りの技術の賜物だと思う。
レシピ本は、インターネットの普及のおかげで、見事に売れなくなった。
ところが、この本は、カラー写真豊富な「新書」という形態をとることで、見事に「おつまみハンドブック」になっている。ぱっと開いて「これにするか」こんな気楽な楽しさは、やっぱり紙の本ならでは。
企画力の勝利である。

では。私の簡単レシピも紹介。
「韓国風キュウリ」
手ごろなすり鉢で、いりごまをする。そのすり鉢に、乱切りにしたキュウリを入れる。そこに、ニンニク醤油をかけ、ごま油をちょっと垂らして、よく和えて出来上がり。ピリ辛好きな人は、ごま油のかわりに、ラー油を加えよう。
ゴマの香りがキュウリに絡んで、ちょっと辛いところが酒のつまみにピッタリ。もちろん、器は「そのまますり鉢で」使う。サラダボールですな。洗い物の手間も減るわけで。
ま、独身40男の手料理なんて、こんなもんですよ。

ニンニク醤油は、醤油差しの中に皮をむいたニンニクをゴロゴロと入れて、醤油を注いで1週間で出来上がり。これは健康にもよい。もちろん、普通の醤油代わりに使ってよい。冷や奴なんか、たいへんよろしい。醤油が減ってきたら継ぎ足すだけ。最後に、ニンニクは半年もすると真っ黒に醤油漬けになってますが、これはご飯のお供にピッタリ。
手間のかからんものばかり食っているのですなあ。