「キリストの棺」シンハ・ヤコボヴィッチ。
私は、かなり昔にテレビでやっていた川口浩探検隊が大好きであった。
子供心にも、この番組が胡散臭いことはわかった(笑)。けれども、いいじゃないか。だって、面白いのだ。
好奇心を刺激するテーマ、衝撃の自称大発見(笑)、そして、決して決定的でなく思わせぶりなラスト。
「ホントにだまされちゃう人も出てくる」という問題はあるけど、エンターテイメントって、そういうものだ。
あの「火星人襲来」だって、オーソン・ウェルズのラジオドラマはパニックを起こした。よくできた作り話のすばらしさよ!!
子供心にも、この番組が胡散臭いことはわかった(笑)。けれども、いいじゃないか。だって、面白いのだ。
好奇心を刺激するテーマ、衝撃の自称大発見(笑)、そして、決して決定的でなく思わせぶりなラスト。
「ホントにだまされちゃう人も出てくる」という問題はあるけど、エンターテイメントって、そういうものだ。
あの「火星人襲来」だって、オーソン・ウェルズのラジオドラマはパニックを起こした。よくできた作り話のすばらしさよ!!
で、本書はそういう「川口浩探検隊」である(苦笑)
テーマは「キリストの墓を発見した!」である。実にそそるじゃないか(笑)
話は、1980年に、イスラエルのエルサレムで、ある地下墓地が発掘されたことにはじまる。エルサレムには、地下墓地がたくさんあるのだ。
日本の近畿地方の古墳を思えばいいわけで、ブルドーザーで開発をやっているとぶちあたる。そこで工事は中断、発掘調査をするわけである。
この地下墓地から発掘された石棺には「イエス。ヨセフの息子」と書いてあった。
あわててはいけない。当時は「イエス」という名前はかなりありふれている。ヨセフに至っては、犬もあたる。
その墓地から、他の石棺も発掘された。
そこには「マリア」「ヨセフ」「マタイ」「ユダ、イエスの息子」そして「マラのマリアムネ」と書いてあった。
「マリアムネ」は「マリア」のギリシャ読みで、つまりユダヤ人でギリシャに行っていた人を意味する。これは、きっとマグダラのマリアに違いない!
つまり、ここにキリスト一家のオールスターがうち揃い、マグダラのマリアはイエスの奥さんだった、という真相が導かれる。
だって、赤の他人を、まさか同じ墓には埋葬しないでしょう?
テーマは「キリストの墓を発見した!」である。実にそそるじゃないか(笑)
話は、1980年に、イスラエルのエルサレムで、ある地下墓地が発掘されたことにはじまる。エルサレムには、地下墓地がたくさんあるのだ。
日本の近畿地方の古墳を思えばいいわけで、ブルドーザーで開発をやっているとぶちあたる。そこで工事は中断、発掘調査をするわけである。
この地下墓地から発掘された石棺には「イエス。ヨセフの息子」と書いてあった。
あわててはいけない。当時は「イエス」という名前はかなりありふれている。ヨセフに至っては、犬もあたる。
その墓地から、他の石棺も発掘された。
そこには「マリア」「ヨセフ」「マタイ」「ユダ、イエスの息子」そして「マラのマリアムネ」と書いてあった。
「マリアムネ」は「マリア」のギリシャ読みで、つまりユダヤ人でギリシャに行っていた人を意味する。これは、きっとマグダラのマリアに違いない!
つまり、ここにキリスト一家のオールスターがうち揃い、マグダラのマリアはイエスの奥さんだった、という真相が導かれる。
だって、赤の他人を、まさか同じ墓には埋葬しないでしょう?
さあ、世紀の大発見だ!となるのだが。
その根拠は「イエス」「ヨセフ」「ユダ」「マリア」という当時のありふれた名前だが、しかし、その取り合わせは天文学的に少ないはずだ!という1点なのであった。
え!?それだけなのかって??もちろん、それだけに決まっておりまんがな(笑)
そして「いったい、真実はどうなのか?今でもその棺はエルサレムの博物館の中に保管されているのである。。。」でオシマイとなる。川口浩探検隊だからね(苦笑)
ついでにいえば、エルサレムで発掘された石棺は、一応歴史的な産物だから、基本的にみんな保管されているのである。
その根拠は「イエス」「ヨセフ」「ユダ」「マリア」という当時のありふれた名前だが、しかし、その取り合わせは天文学的に少ないはずだ!という1点なのであった。
え!?それだけなのかって??もちろん、それだけに決まっておりまんがな(笑)
そして「いったい、真実はどうなのか?今でもその棺はエルサレムの博物館の中に保管されているのである。。。」でオシマイとなる。川口浩探検隊だからね(苦笑)
ついでにいえば、エルサレムで発掘された石棺は、一応歴史的な産物だから、基本的にみんな保管されているのである。
評価は☆。探検隊ものとしては、こんなところじゃないかね。
あまり厳しくつっこんで批判しちゃいかん。著者はテレビ屋さんなのだ。そういうことである(笑)。
あまり厳しくつっこんで批判しちゃいかん。著者はテレビ屋さんなのだ。そういうことである(笑)。