Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

不可解な基準にもの申す

尖閣ビデオ」なるものが「流出」したそうで。
この扱い、ほとんど裏ビ○オ同然の扱いである。まあ、恥部が映っている、ということなんでしょうなあ(苦笑)
もちろん、我が国の恥部である。

それはそれとして。
仙石長官は「内部流出なら、徹底捜査を」などと気勢をあげている。
しかし、これってどうなんだろうね。
国家公務員法 第100条第1項
職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。」と定められている。違反者は「最高1年の懲役または最高3万円の罰金に処せられる」

よく考えてみていただきたい。
「最高 懲役1年または罰金3万円」の犯罪が、天下の官房長官が云々するべき問題であるはずがない。

ところで、官房が徹底的に「知らぬ、存ぜぬ」を決め込んだ、支那漁船による犯罪は「領海侵犯」ではなくて「公務執行妨害」であった。あくまで「国内法に従って、粛々」であったのでね。
「刑法 第95条
  1. 公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
  2. 公務員に、ある処分をさせ、若しくはさせないため、又はその職を辞させるために、暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする。」
つまり、仙石官房長官は、「3年以下の懲役もしくは禁固又は50万円以下の罰金」については黙殺し、一方で「最高1年の懲役または3万円以下の罰金」については朝から大騒ぎしておるのですな。

仙石長官は弁護士出身であるから、ことあるごとに法律に詳しいことを誇示するらしい。
ふ~~~ん(笑)てなもんですな。
いったい、アタマの中のどこに、どのような基準があるのか、甚だ不可解であると思うのは、私一人じゃないと思うがね。

ついでに言えば。
仙石氏は政権与党であるから、この法律が可笑しいと思えば、さっさと法改正をすりゃいいんですな。
ろくに審議もしないで、とっとと採決。さんざんやっておられる通り(笑)
審議時間の短さにおいては、遙かに自民党の記録を破っているわけだし(爆笑)簡単な話のはずであって。

でも、できないでだろうなあ。
なにしろ、かつて麻生政権の「スパイ防止法」をよってたかって潰したのは、あんたら自身だもんね~(笑)

私は、こんな不可解な官房長官がのさばる与党政権こそ日本の恥部で、それこそ「国家機密」扱いにしたい気分ですけどね~(苦笑)