無事に

父の真珠腫の手術は無事に終了。

心配された腫瘍の位置だったが、脳には達していなかった。天佑である。
それでも、微妙な位置であるので、難手術が予想されたが、執刀医は優秀の評判通り、見事に腫瘍の切除を行ってくれた。
今朝ほどは、麻酔から覚めたようだが、特に異常はなく、本人も落ち着いた様子である。
執刀医の自信通り、手術は成功だった。

この病気は、再発することがままあるらしい。
今回、きれいに腫瘍を切除することに成功したが、念のため、来年もう一度検査を受けるという。
やっかいなものだと思うが、現代の医学であれば、仮に再発しても処置は可能であるという。
医学の進歩に驚くほかない。

ともあれ、とにかく安心した。

今回の件で気づいたのだが、私も左耳が悪い。幸い、聴力は維持しているが、ときどき目眩がでたり耳鳴りがするのも、すべて左耳が発生源である。これも父と同じなのである。
やはり血を引いているのだなあ、と実感した。
父の苦労がやっと少し理解できたような気がした。