Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

40代以下で持ち家率低下

そういうことらしいです。
長く続いた円高不況の上に、非正規労働者も増えているし、賃金も上がらないときては、そりゃ住宅ローンを背負うのも嫌になりますわなあ。

私は、もちろん、せこせことローン払っていますが、いわゆる「家賃並み負担」という営業トークにコロッと乗ったクチであります。
諸経費やら固定資産税やら、メンテナンス費用を考えると、家賃並みといえるのかどうか?
まあ、「返す」という前提がないので、壁に釘を打つ時には気が楽ですがね(苦笑)

ところで、「持ち家派対賃貸派」と、よく話題になりますが、経済学的には等価らしい。
むしろ、賃貸のほうが、ライフスタイルの変化に伴って、簡単に変更できるから有利なのだそうで。
住宅ローンは、実は銀行が一括で払って、金利をつけて一括支払い分の回収をしている。
つまり、それが家賃の前払いということですね。

ただ、ねえ。
私が住宅ローンを払っているわけですが、やっぱり老後が怖いからですね。
私がヨイヨイのジジイになる日も、そう遠くないわけですが、果たして誰がそのときに部屋を貸してくれるだろうか?と思うわけです。

東京でも、孤独死は年間1000人以上に及びます。
死後に発見される人も気の毒ですが、その大家さんもエライことになります。
まともに貸すのは難しくなる。
とすれば、そりゃご遠慮願いたくなるでしょう。

政府が対策すべきだ、という意見はもっともですが、こんなに金がない政府で、そんな期待ができるもんでしょうか?私がヨイヨイのジジイになる頃は、日本政府が破綻していないとも限らない。
アベノミクスで失敗すれば、次がないのではないかな?と。

今の世の中、一番大きなリスクは「長生きしちゃうこと」ですよ。
昔は、事故や病気で早死にすると、不幸だと嘆いたわけです。
しかし、今はどうか?
下手に長生きすると、可愛そうなことになるんじゃないですかね。
しかし、医療技術は年々向上する。
ただ生かすだけなら、機械につないでナンボでも、と豪語する医者もいると聞きます。
事実、そうして終末医療に健康保険の半分がつぎ込まれる。
なかなか死なずに機械につながれる患者がいる以上、医者にとっては文字通り金のなる木です。
治療費は、健康保険から出てくる。
何も困りゃしないのです。

つまり、このままウカウカと生きていると、どんな目にあうか、わかったもんじゃない。
人命ほど重いものはない、というので、「そろそろ、頃合いだべ」なんてことは許されない。

こんな恐ろしい世の中はございません。

うっかり長生きしちゃうことを考えると、持ち家がいい。
今の世の中で、もっとも高い可能性のあるリスクではないでしょうかね。

余談ですが、これからは個人向けのリバースモーゲージが流行るんではないかな。
住宅ローンの終わった物件を担保に、金を貸し出す。その金額は、家賃相当分で毎月。
本人が死ねば、即売却して回収。
長生きされると家賃の払い過ぎでモーゲージ会社の負け、早く死んでくれたら、モーゲージ会社の儲けというわけです。
あ、そうか。。。毎年、どんどん平均寿命が延びるんだから、モーゲージ会社は負ける可能性が高いわけか。。。道理で、この商売が流行らないわけですなあ。