米激おこ

どうやら、アメさんが激おこ、らしい。
国連決議がなくてもやる、と。こりゃ本気だろうなあ。

たぶん、ロシアと中共は、以前からアサド政権と親しいから、拒否権発動でしょ。
で、アメさんは「じゃあいーよ、オレが一人でやってやらあ」となる。
英仏が賛成、という構図らしいです。

化学兵器だけは使うなと以前から英米仏が警告していたので、ここでシリアをスルーしてしまうと、以後の警告がすべてブラフ扱いになってしまう。
なので、アメさんは「ブラフじゃない」ことを見せるために、シリアを叩きのめす必要があるわけだ。
国際政治というやつは、脅しも実力も交渉手段の一つ、ですからなあ。

もちろん、地下資源とか地中海の海底油田とか言われているが、今のアメリカはシェールガスであと200年は安泰なので、そこまで地下資源に拘泥していないと思う。
石油メジャーが、ユダヤ資本が、、、というけれどもねえ。

しかし、日本に原爆を落としたアメさんが、化学兵器で激怒するのも、皮肉なもんですな。
おまえらのほうが、よっぽど（ぶつぶつ）。

可愛そうなのはシリアの一般国民ですが、、、へたに手を出すと、また侵略だと言われかねない。
適当に、面子を立ててオシマイ、というのが今のストーリーでしょうなあ。
アメさんも、地上軍は投入しない、と言ってるし。

この地域、アサド政権のアラウィ―派やら、バース党やら、ヒズボラやら、スンニー派やら、もうぐちゃぐちゃ。私なんぞ、さっぱり訳がわかりません。
日本でいえば、途中から一体誰と誰が、なんのために戦っているのか、ぜんぜんわからなくなった応仁の乱なみ。
日本の場合は、そこから戦国時代に入るわけであるが、、、

今から中東が戦国時代にはいっちゃたら、、、もうたまりません、ねえ。。。