Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

老害か、ボケか

石井一元国家公安委員長の件である。
横田めぐみさんは、すでに死んでいる」「二度と帰ってこない」で、根拠を聞かれると
「わからない」「だけど、北朝鮮が一度そう言ったから」
だと。

本当におバカじゃなかろうか。御年80歳だから、恍惚状態になってしまったのか。
あるいは、民主党なので、巷間いわれるように「国賊」になってしまったのか。

小泉訪朝の後、めぐみさん死亡のニュースが伝えられ、大いに日本国民は失望した。
ところが、その後、返還された遺骨はニセモノであり、日本は、それを国際社会に発表している。

当然、北朝鮮は反発したのだが、今回は「再調査」ということになっている。
つまり「前回は調査ミスでした、調べ直したら見つかりました」という「言い訳」を準備しているわけである。前回の調査結果に不備があったかもしれないから、調べ直す。
めぐみさん生存情報は、地村さん夫妻や脱北者たち、黄文曄氏も日本政府に秘密裏に語っている。
重要情報なので、公開されていないが、実は情報はある。

だから、政府が動いているのである。

そもそも、考えてみてもらいたい。
さらわれて、生死がわからない人がいる。相手は無法国家である。
そこで「はい、死亡なんですね」と言ってしまったら、これ幸いと、本当に殺してしまうではないか。
返す必要はない、諦めた、ということになる。

「いや、生きているんじゃないか」と言いつのれば、その間に、本当に処刑してしまうと、あとでバレたら大変なことになる。だから、嘘か本当かわからない間は「生きているんだろう?」と言い続けるしかない。こんなのは、交渉のイロハである。

本当に死んだという証拠はない、しかし死んだ、という石井一氏は、元国家公安委員長だった人なのである。

こんな人に、そんな役目を与えてしまった。
「1回やらせてみるべきだ」そんな朝日新聞的言説の価値は、まあ、どうもこうも、このザマである。

我が国の民主主義は、猛反省する必要があるだろう。