Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

子供のころから理屈っぽい

子供のころから、大変な怖がりで、夜になるとトイレに行くのにびくびくしておりました。
小学生ならわかりますが、中学生になってもそうだったから、まあ、呆れたもんです。

で、ある日、何が怖いのか?と考えたわけです。
怖いのはユーレイである、と。
ユーレイに、取り殺されるかもしらん、と思うわけです。

ところが、そこでふと疑問に思った。
ユーレイに取り殺された人は、いったいどうなるのだろう?

どう考えても、その人もユーレイになるしかないような気がする。
すると、そのユーレイは、自分を取り殺したユーレイを恨んでいるに違いないから、そのユーレイに祟ることになるだろう。
はてさて、ユーレイに取りつかれたユーレイは、いったいどうなるのだろうか?
すでに死んでいるわけですので、もう一度死ぬことができるものか、どうか?
結論は、自分がユーレイでない以上わからんわけですが、しかし、想像でユーレイに取りつかれる状態は、おそらく人間と同様にユーレイにとっても不快であろう、と考えたわけです。

そこで、こわごわトイレに行くときは
「いいか、出るなよ、出るんじゃないぞ!出てきて僕を取り殺したら、僕も恨んで出てやるからな!」
と唱えることにした。
そうすると、この作戦は功を奏して、夜中のトイレになんとか行けるようになったわけでした。

子供のころから、理屈っぽい人間だったわけですなあ。
ユーレイも、こんな子供が相手じゃ、あまりにめんどくさ過ぎて、出てくれなかったんでしょう(苦笑)
今になってみると、ちょっと残念なような、ほっとしたような(笑)