Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

おもしろすぎるぞ

いうまでもないが、トランプ氏のことである。
今度は「TPP反対」ときた。「米国の製造業にとっては、死の一撃となる」というのが、その理由だ。

国内のTPP反対派は、大喜びである。
「トランプ、ありがとう」

しかし、よく考えると、どうも話が合わないんだよね。
つまり、日本のTPP反対派にとっては「TPPなんかやっても、日本の輸出産業は伸びない。それどころか、日本の健康保険や年金が米国の食い物にされるだけ」ということになっている。
この「日本の輸出産業は伸びない」というのは、トランプ氏のいう「米国の製造業にとっては死の一撃」論とは、明らかに矛盾する。
日本の輸出産業には、なんのメリットもないものが、なんで米国の製造業を死に追いやることができるだろうか?

しかし、TPP反対派にとっては、そのようなロジックなど、どうでも良いのである。
TPP反対であれば「トランプえらい」となるわけだ(苦笑)。
まったく、政治的主張というやつには、論理は必要ない、という話の見本である。

ちなみに、クリントンも反対。
米国が反対すれば、そもそもTPPは発効しないから、この話自体が「絵に描いた餅」でおわる可能性もでてきた。

さてさて、こうなれば、もはやユダヤ金融資本にご登場願うしかない。
何しろ、ユダヤ金融資本様は、世界を意のままに操る超絶的な力をもっているのだ。
TPPはユダヤ金融資本様の政策であり、日本を食い物にする悪の謀略なのだ。
そして、かりにTPPが発効されず、それによって日本がまたまた低成長を続けるとか、外圧頼みの構造改革が進まないとかになったら、もちろんユダヤ金融資本様の謀略なのだ。

ついでにいえば、英国のEU離脱も、もちろんユダヤ金融資本様の謀略なのだ。(まだこの説は出ていないようであるが、なあに、そのうち間違いなく唱える奴がでてくるから心配いらない)
ちなみに、EUが発足したのは、もちろんユダヤ金融資本様の意向によるのである。

もちろん、立て続けに日本に起こる地震ユダヤ金融資本様の仕業であり、憲法9条をつくったのも、改憲されるかもしれないのも、すべてユダヤ金融資本様が糸を引いているのだ。

もちろんリーマンショックユダヤ金融資本様が大儲けするためで、その結果、リーマンブラザースが破たんしたのも、ユダヤ金融資本様の筋書きどおりなのである。ユダヤ金融資本様は、大もうけするために、自分の傘下の世界的投資会社を潰すこともするのだ。(もちろん、その損失をカウントしてはならないのだ)

というわけで、これから、どっちの大統領がどう振る舞うか、まったくあべこべの展開であろうとも、すべてユダヤ金融資本様は「みんな読んでいたわ」の天才軍師なのである。


おもしろすぎるぞ、ユダヤ金融資本様。