昨日は花見川サイクリングロードを走ってきた。実は初めてである。
距離的にそう遠くもないのだが、都内から千葉に行くには事実上、千葉街道一本しかない。クルマなら高速がありますが、自転車は千葉街道一択なのだ。
湾岸道路はとても自転車では走れないし、事実、あちこちに自転車交通禁止区間がある。というか、あんなにトラックがひしめく道路を走るのは自殺行為である。
しかし、この千葉街道もかなり走りづらい道で、特に船橋あたりの狭さと渋滞ぶりはすごい。どうしても千葉方面は行かないことになっていたのだ。
それが、先日、youtubeを見ていたら「湾岸道路の歩道を走れる」という情報を見た。
だいたい幹線道路の歩道はガタガタで、とても走れないことが多い。
歩行者もほとんど通らないからであろうが、植物が繁茂して歩くことすらできない区間も見かける。
まさかと思ったが、実際に走っている動画がある。
それで、湾岸道路の歩道を使って、この夏に花見川大橋を眺めただけで帰ってきた花見川サイクリングロードを走破しようと思いついた。
いつものように原木中山を経由して、船橋三番瀬に向かう道の途中から湾岸道路の歩道に入った。しばらく走ってみて納得した。交通量がほぼない上に、路面も悪くない。干潟の脇を走る道など、木漏れ日が心地よく、壁一枚隔てた先が地獄の湾岸道路とは思えないほどである。
難を言えば、千葉に近づくにつれてやたら歩道橋の上を歩くことになる。湾岸道路は自動車優先道路なので、交差点でも横断歩道はなく、歩道橋でないと渡れないのだ。
しかし、こちらはもともとロードレーサーで快走する目的ではないから、全然平気である。第一、安全である。何度も言いますが、自転車乗りだって、なにも好んで自動車の邪魔をしたいわけじゃないのだ。
ほどなく花見川に到着。湾岸からの下り口がわからずウロウロしたが、なんとか花見川サイクリングロードに乗ることができた。
花見川サイクリングロードは短いサイクリングロードではあるものの、自然が豊かで、たいへん気持ちが良い。秋の気配を感じられ、リフレッシュできた。
私の好きなサイクリングロードである。もっと早く来ればよかったと思った。
終点の弁天橋まで走り、そこで折り返して昼食をセブンイレブンで調達して休憩してから、再び湾岸道路で帰った。
初めて走る道は往路と帰路で景色が変わって楽しいのだが、やっぱり楽しく走ることができた。
これは使える!というのが感想である。
まさに穴場で、「人の行く裏に道あり花の道」を地で行くルートだ。
季節感があるのはポイントが高くて、たぶん、これからもちょくちょく走ると思う。
千葉方面のサイクリングも、これからもっと楽しめそうで、嬉しがっている。
まあ、そろそろ還暦で、いつまで走れるのかわかりませんが、神様にはもう少し楽しませてほしいとお願いしておきます。(笑)