Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

桑納川北岸をたどる

この週末は、仕事もなく、完全な休日。

日差しもあったので、自転車に乗ることした。昨年末の玉子買い出し以来である。

しかし、冷たい北風が冬用サイクルジャージを突き通す。たまらず、ユニクロのウィンドブレーカーを重ね着。安物と馬鹿にできないシロモノで、段違いである。

 

さて、例によって谷津道に行ってみようと考えて、この谷津道シリーズを一番最初に走った桑納川を行こうと考えた。ただし、前回は主に南岸側を走り、かなり市街化されている上にアップダウンが厳しくて相当苦労したことを思い出し、今回は北岸を行くことにする。考えてみれば南岸は船橋市街が近いので、そりゃ市街化されるしクルマも増えるはずである。

 

前回とは逆に上流からたどることにして、まずは高根台の徳洲会病院を目指す。普通に千葉街道を走ったが、この通りの週末の交通量はすごい。クルマがずっと詰まっていて、おまけに道幅が狭いので、路側帯もクソもない場合が多い。特に船橋あたりからは渋滞にお付き合いする羽目になり、歩道に逃げようにも歩行者もかなりいるので、それも難しい。やっぱりこの道は鬼門である。別に抜け道を考える必要があるよなあ。

 

高根台からは桑納川の北岸をたどる。打って変わって、まったく静かでほとんど交通量がない。途中で2台のご同類サイクリストに出会ったのみ。谷津の雰囲気を楽しむ。やはり北岸が正解のようである。

桑納川2023年1月

快調に走って、気がつくと新川に着いていた。ベンチで持参した昼めしをしたためて、帰路は慣れた湾岸道路の歩道へ。

 

湾岸道路の歩道は交通量もないし、かなり早く移動できる。歩道橋が5本もあるので嫌われるのだが、考えてみると赤信号に捕まったと思えば同じである。

走りながら考えた。隣の湾岸道路は、大型トラックがびゅんびゅん走る日本経済の動脈だ。例えて言えば一部上場の大企業だ。そのかげに、細くて人も目を向けない歩道がある。人通りも少ない。そこを黙々と私は走るのだが、よく考えると決して悪くない。楽に、そこそこ早く、目的地に着くことができる。そう思うと、この道が私が歩んできたビジネスマンとしての人生に似ているような気がする。そうして一人、日が当たらないけど、そこそこ快適な道を歩んできたと思う。

 

というわけで、往路で苦労した割には早めに帰れた。距離は70km。

自宅につくと、まだ日差しがあって、愛猫が名残惜しそうに日向ぼっこをしている。

干していた布団を取り込んで一緒に休憩した。

いつもの休日が愛しいと思う年代になってきたと実感する次第ですねえ。