Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

googleのAIが何ほどの

小室公園のイチョウが好きなので、先週に続いて見に行きたいと考えたが、前回の行徳橋まで市川を南下する道はあまり快適ではなかった。

そこで、いっそ船橋に出たほうが良いのではないかと思いついた。湾岸道路で船橋港あたりまで出るのは簡単だから、そこから北上するルートを自転車に最適化してgoogleのAIに書かせてみると、かなり良さそうに見える。そのルートをGPSに読み込ませて、さっそく走ってみることに。

 

予定通り、行徳橋から湾岸道路を使って船橋港まで走って、そこから船橋駅を通過して北上していく。大通りの歩道が使えるので、あまり自動車に悩まされずに済む。市川から船橋まで東西方向のアプローチをすると、千葉街道しかなくて、こいつが厳しい道になるのだが、南北方向は楽であると気づいた。

ほどなく海老川ジョギングロードに出る。ここは、以前に高根台から桑納川にアプローチする際に使った道であり、二度目である。ここまでは、まあまあ快適だったのだ。

ここからがまずかった。googleのAIが案内する「自転車向きの道」は、砂利道だらけで、両側に廃棄物業者が林立する地帯であったのだ。昨日は祝日なので、大型トラックは動いていなかったが、平日なら間違いなくダンプに煽られるだろう。

そこを抜けたと思ったら、今度は崖の中の細い石段を登れという。おいおい、、、仕方がないから、ランドナーを担いで石段を登る羽目になる。半端な高さではない。20mか30mは登った。とんでもない運動である。

艱難辛苦の末に、駅まですっちゃめっちゃかになる指示のため、ぐるぐると迂回しながら、ようやく小室公園にたどり着く。

小室公園のイチョウ2023年11月

色づき出した、小山のようなイチョウの木が見られて、やっと苦労が報われた気持ちになる。

帰路は、いつもの通りに神崎川下流から鎌ケ谷を経由、六実を抜けて市川橋まで抜けるルート。恐ろしく快適と言わねばならない。何度も走って、選びぬいた道だと実感する。

 

それにしても。google様のAIも、こんなものかと思った。おかげで遭難した、くらいの勢いである(苦笑)

言うまでもないことだが、AIには足もなければ目もないので、すべてデータ上のつながりを類推することしかできない。現実の道は、特に自動車でなく自転車の道というのは、自分で走らないとわからないことがたくさんある。おそらく、地図上でもそれらの傾向を割り出すことができないわけではないだろうけど、そのアルゴリズムは、まだまだ不完全というほかない。

テキストやコードなどの、データ上で完結する世界であれば十分に実用になるAIではあるが、リアルな世界との接点が深ければ深いほど、まだまだということであろう。

今後、AIに奪われる職業が話題になるが、つまりは「データ上だけで完結する」度合いの高さと比例することになるんだろうなあ。