Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

ゴミ袋輪行。。。両輪パンク


世間様は3連休だが、私は連休である。それでも、滅多にないことなのでうれしい。
日曜日に、久々の好天に恵まれたので、ランドナーを引っ張り出した。
荒川サイで、ロードさん達にさんざんぶち抜かれつつ(笑)途中から比企自転車に入る。
土手上のダート経由だが、この季節は草刈りがしてあるので走りやすい、、、と思ったら、工事中でユンボがおいてある。ちょっと邪魔だな、、、と思ったのが、あとで命取りになるのだ。

こども自然動物公園まで行き、そこから岩殿観音を拝観。
ローディーさん達は次々と物見山にアタックしていくが、ただでさえ貧脚ランドナーの私がそこから登坂に挑む元気なんかあるはずもない。あっさりと回れ右、である(苦笑)

市野川大橋まで戻ったときに悲劇は起こった。
土手上のユンボが気になり、このまま市野川大橋を渡って荒サイに合流するコースをとろうと考えたのだ。このコースは走ったことはないが、なあに、楽勝、、、のはずだった(泣)
橋を渡り始めたところで、急にガタガタとひどい衝撃がきた。
なんとか落車は免れたものの、前輪は見事にぼろぼろ。
なにかと思ったら、路面に道幅を示すための黄色の反射板がえんえんと設置してある。黄色いラクダのこぶがえんえんと続いているのだ。それが、道端のガレに隠れて見えなかった。
それにしても。。。なんで、こんなところにこんなもんを設置する!?いったい、左側を走る自転車やバイクのことをどう考えているんだ!!クルマさえ良ければいいのかよ、この国交省のばかたれが!などと、毒づいてみても後の祭り。

徒歩で橋を降りて、いざパンク修理、、、と思ったところで真っ青になった。
後輪も見事にやられていたのだ。なんと、前後輪同時パンクである。それだけの衝撃だったのだ。
しかし、、、替えのチューブを1本しか持ってきていない。さすがに動顛した。
クルマはばんばん通るが、タクシーなんぞ通らない。駅も遠い。だんだん日は暮れてくる。どうするか?

しばらく自転車を引いて歩いているうちに、どうにかコンビニを1軒見つけた。
そこで、握り飯とゴミ袋、ガムテープを買う。
腹ごしらえしつつ、方策を練った。

まず、後輪だけ、チューブ交換する。前輪を調べて、大穴を見つけて、そこにガムテープを巻き付けた。
応急修理も良いところだが、少しだけでももってくれ。。。

ガムテープ修理は、やはり無理である。あっという間に、前輪はガタガタである。おかげで車体もガタガタ、前輪がつぶれているからヨタヨタである。
危ないから、歩道をゆっくりと走る。歩くよりはましである。これは、ホイールはあかんかもしれんなあ。。。
迷いつつ、標識を探してゆっくり走り(というよりは歩くような速度だ)どうにか御成橋。「このまままっすぐいけば鴻巣だったな」
それだけが頼りである。
すっかり真っ暗の道をたどりつつ、ようやく駅の明かりを発見。やれやれ、と安堵した。

輪行袋などもってきていないので、緊急事態の技「ゴミ袋輪行」のやむなきに至る。
前後輪と泥よけだけ外した。ハンドルなど抜かない。なにしろ、そんな袋の強度がないのだ(泣)

こんな格好でどうにかJRに逃げ込んだわけである。
自転車のダメージは相当あるはずで、気が重い。

まあ、こういうことがあっての自転車趣味であるからねえ。

しかし、パンクした前輪をだまして、真っ暗の路肩をたどると、対向車のライトだけがまぶしいのだ。
おまけに、歩道も路肩もガタガタな路面。
日本の道路が、いかにクルマだけのことしか考えてないか、よくよく思い知らされましたわなあ。