Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

シン・ゴジラ

巷で話題であるが、先輩が「とってもイイ」というので、おっとり刀で出かけた。
地元の映画館は小さくて、しかし、そのぶん穴場で空いているので、楽に見られる。

で、いきなり結論。
すごくイイ!!

どこがいいかというと、「想定外の事態」に対して、淡々と会議を続ける官邸、なんの役にも立たない御用学者による有識者会議、その間に壊滅的な被害を受ける東京が、ものすごくリアルなのである。
ゴジラに対して防衛出動を命じる総理に対して、「防衛出動の対象が他国ではありませんが、、、不明生物というのは防衛出動の対象に入っておりません」と閣僚が言い「そんなもの、この際どうでもいいじゃないか!超法規的措置でも」にじり寄る官房長官「総理、ご決断を!」
のあたりのやりとりは、まさに迫真の演技である。

この映画、いろいろと小ネタが沢山隠されているようなので、実は、もう何度でも見たいと思う。
映画自体に、そういう麻薬的な魅力がある。

私が一つだけ気づいたことを書いておくと。
最後のエンドロールのクレジットで、えんえんと各省庁の名前が出てくるのであるが、そこに政治家の名前が2名だけある。
枝野幸男」「小池百合子」である。
映画を見た人なら、分かると思う。

煮え切らない総理に対して、なんども「ご決断を」迫るのが官房長官
そして、やたら強気な女性の防衛大臣。これ、まんまじゃないですか(苦笑)

どうやら、現実にゴジラがやってきた場合、幸い、都知事自衛隊への出動要請の仕方を知っていることだけは確かなようですなぁ(笑)

なにはともあれ、ゴジラシリーズの中で、オリジナル版と肩を並べるかもしれないくらい、大傑作と思う。
夏休みでヒマをもてあましているかたは、是非に。オススメします。