結果は、今回も「否決」となりました。
もはや3度めはないでしょう。
言うまでもありませんが、大阪都構想は、大阪維新の会の一丁目一番地の政策です。
今の首長も議員も、維新の人は「都構想をやります」といって当選してきたんです。
しかし、最後の土壇場で、民意を得ることはできませんでした。
松井代表は今の任期が終われば引退と表明しましたが、吉村知事はどうですかね?この人も引退ありえますね。都構想がなくなれば、目先の利害調整をえんえんと続ける政治にならざるを得ないでしょう。その政治に、吉村知事が情熱を燃やし続けることができるかどうか、です。
そもそも、大阪維新の会も問題でしょう。
今まで、数々の改革をやって、ボロボロだった大阪府の財政もかなり改善してきました。今回のコロナでも、そのおかげもあって、吉村知事も手を打つ余裕ができていたと思いますが。
しかし「もう、いらんわ」と言われたわけですからなあ。
もうアカンわ。
維新も、都構想という「最後の仕上げ」の政策を否定されて、いったい何を訴えるのか?お役御免じゃないかな。
ま、大阪市民は、改革よりも現状維持を選んだのでしょう。
企業経営をやっていると感じるのですが、現状維持は、維持しようと思ってもできません。少しでも改善、わずかでも成長と思って、やっと現状維持です。
大阪が現状維持できるかどうか。
これからは、維新も徐々に引いていくことになると思います。そうせざるを得なくなるはずです。
大阪の有権者の民意の行く末を、興味深く見守っていきたいと思います。