大東亜戦争も後半にさしかかった時期のことである。
大日本帝国は日々敗色濃厚となり、政府内の憂慮も深くなった。
そのとき、おそらく天皇陛下のお声掛かりで、神社本庁が動いたのである。
なんと、全国の神社に「ルーズベルトを怨敵調伏せよ」との命が出された。
神道においては、ふだんは「祓い給え清め給え」なのであるが、秘伝の呪詛がある。
これを行えというのは前代未聞のことであった。
しかし、皇国の一大事なので、各地の神社では一斉に「怨敵調伏」の呪詛を始めたのである。
そうしたら、なんたる偶然か、かねて体調不良を訴えていたルーズベルトは任期中に死亡。
もちろん、民主主義国において、大統領が死んだから国策がいきなり変わるはずもなく、大日本帝国は敗戦。
しかしながら、ソ連に対して融和的だったルーズベルトとは違い、あとを継いだトルーマンは反共主義で徹底していた。彼はルーズベルトのヤルタ密約を反故にし、北海道のソ連占領を断固拒否。日本は敗戦後に、米国主導の復興を歩むことになる。
考えようによっては、呪詛は国を救った、、、というのは牽強付会が過ぎましょうか。
で。
その後、呪詛の法は再び禁じられ、戦後は一度も行われることなく、今日に至るわけです。
思うに。
今こそ、禁を破るべきではないでしょうか。
言わずとしれた、あのイカレポンチのタコスケのプー公めを、今こそ呪詛すべきかと。
怨敵調伏を、八百万の神にお願いすべきではないか。
ちょっと近くの神社にお参りしてきます。。。