Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

お金があれば

先日、ふと考えた。

いまだに仕事があるおかげで、零細エンジニアといえども生きていけるわけですが、もう少し稼ぎたいなと思うわけだ。

じゃあ、もう少し稼いだとして、何をしたいか?

考えたら、大してやりたいことがないのである。まあ、強いて言えば旅行とか観劇とかになるのかなと思うが、そんなに旅行に行きたいかといわれれば、まあ、そうでもないというのが本当のところ。観劇だって、一生に1回はバイロイトに行ってみたいと思わないでもないが、夏の暑いドイツで汗だくになってワーグナーを聴きたいかと冷静に考えれば、それほどでもない。そんなにワーグナーが好きなわけでもないし、まあ話のタネ程度である。ブラームスドビュッシーなら、別に国内で聞けるし、本場のコンセルトヘボウに行かないといけないとは別に思っていない。

そう考えると、特に今より稼いだとして、お金を使ってやろうと思うことがないのである。貧乏が根っからの性分になってしまっているのだろうなあ。

 

しかし、それなら、何もそんなに稼がなくてもいいじゃないか、ということになる。なんで稼ぎたいと思うのか?といえば、しいて答えを探すと

「おカネがあれば、たいがいのことはなんでもできるから」

というのが答だろう。。。

 

と、ここまで考えたら、いきなり脳内というか、耳元というか、声がしたのである。

「お金があれば何でもできる、と考えるのは、その人がお金で取り替えがきく人だからです」

と。すごく明瞭な「声」だったので、びっくりした。

で、言われた意味を考えた。

お金で取り替えがきく人、か。ああ、なるほどねえ。。。

お金で代えられない仕事をしている人は、そりゃ、お金があれば何でもできるとは考えないだろうからねえ。

お金で全部取り替えがきく人は、自分がそうなので、他人もそうだろうと思ってしまうということか。

なんとなく、納得した。自分も、お金で代えられないことをしていかないといけないのだろうな、と思った次第。

 

今度は、その「声」に、もっと他のことも聞いてみようと思っている。たまに、そういうことが起こるようになったのだが、別に不思議に思わなくなった。いよいよ、精神がやばくなってきたのかもしれないなあ。