昨日は母の退院予定日。おそらく、いろいろと忙しいであろうと思い、夜になってから電話してみた。
疲れ切った声の母が出てきて、予定通り退院したという。
「家に帰れば、たちまち元気になると思ったが、そうでもなかった」
何しろ。かれこれ1か月も入院していたわけで、体重も減り、体力が落ちている。立ち上がるとふらふらするという。病院内で、少しリハビリで歩いていたとはいえ、それ以外は寝るか座るかという生活だったのだから、無理もない。
「もう年だから」
という母に
「若いヤツだって、1か月も入院したら、まともに歩けなくなるよ。ま、少しづつ慣れて、元通りになるさ」
と慰める。もちろん、自分の願望も大いに含まれている。
それでも、家に帰ったら、弟が1日おきに水やりに来てくれたおかげで、母が大事にしていたミニトマトの家庭菜園も枯れずに実をつけているそうで、母もそれには大いに気をよくしていた。
不肖の兄としては、出来た弟に感謝すること、しきりである。
とにかく、まずは退院。あとは、徐々に体力を取り戻すだけだ。
まずは、一区切りという感じである。