昨日は、靖国神社に参拝してきた。
もちろん、私人である(笑)
実に残暑の厳しい日で、靖国の境内でも蝉の声がうるさいくらいだった。
自転車を駐車場脇の手すりにくくりつけてから、大鳥居をくぐってゆっくりと歩いた。
ちょうど、青空古物市が行われていて、あちこちにお店がならぶ。
のんびりとした風景だ。
お蕎麦屋さん店先では、かき氷を食べる人も多い。
拝殿に向かって歩いていると、若いカップルさんが。
「何をお願いしようか?」
「私は決めてるから~」
と、平和な会話。
よかったなぁ。こんなに、平和で、みんな明るくて、楽しそうで、ホントによかったなぁ、と思う。
きっと、彼らにとっては、ただの大きな神社なんだろう。それで良いと思う。
平和のありがたさが身にしみた。
お賽銭を出して、参拝。自然に頭が下がった。ありがとうございます。
ここには、祖父の戦友が多くお祀りされている。
祖父は、優しく剛毅な性格で、人前で涙を流すようなことはなかった人だが、一度だけ靖国に一緒に参拝した。中国山地の山奥で、炭焼きをしていた祖父が上京するのは容易なことではなかったから。
そのとき、祖父は人目もはばからず、ぼろぼろと涙をこぼした。
そんな祖父が亡くなって、今年は丁度13回忌である。
また、祖父はここに来たかったのだろうかなぁ、と思う。
祖父の分だとおもって、私は参拝する。
さて、では。
参拝を終えると、気軽な都内サイクリングを続けることにした。
暑い中、また自転車をこぎ始める。いつもの日曜の午後だった。