Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

国会議員なんだから

選挙の話題で連日テレビも大忙し。
で、昨日、珍しくニュース23を見ていた。筑紫氏が、どんな自民党の悪口を言うだろうかと思って期待していたんである(笑)
そうしたら「異論!反論!オブジェクション」コーナーで出てきた老男性が
「マスコミは、刺客というけれど、マスコミにとっては面白いのだろうけど、選挙民にとってはそうでない」と述べていた。
すごい、ちゃんと市井にも人物がいるじゃないかと感心したのである。

もしかすると、番組製作側の意図としては「刺客なんかを私の選挙区に立てられては迷惑なんですよ」というニュアンスを伝えようとしたのかもしれない。
だけど、見ている私が感じたのは「刺客とマスコミはおもしろがっているけれど、有権者にとっては、選択肢なんですよ」ということだった。
つまり、自分の選挙区に、誰も「郵政民営化賛成」議員がいなかったらどうだろうか?
選択できないじゃないか。
もっと簡単にいえば「選挙民の選択肢を『刺客』呼ばわりして視聴率稼ぎをしているマスコミさん」に対する、厳しい批判の表れだったように思う。

マスコミは、阿呆ではないかと思った一幕をもうちょっと。

ライブドアの堀江氏(私は、個人的には大嫌いです)が広島6区に立候補しているわけだが、その堀江氏に向かって「縁もゆかりもない広島から立候補して、地元になんの貢献ができるのか?」と聞いた阿呆がいた。
堀江氏は「私がいれば、話題になり、全国から観光客が来るでしょう」と答えていた。
質問レベルにふさわしい馬鹿回答で、膝を叩いてわらわせていただいた。

考えてもみよ。
地方出身の国会議員が、自身の地元に利益を誘導することこそ、マスコミが批判してきた「ゼネコン政治」の典型ではなかったか?
国会議員の仕事は、日本の国のために働く事である。
広島県のために働きたいなら、広島県議なり、広島知事になればよろしい。
国会議員の志が「地元に貢献」することであったなら、いったい国はどうなるのか?
質問するやつの政治意識のレベルがしれるというもので、満天下に得意満面、こんな恥さらしな質問をしてなんとも思わぬ神経をお持ちの人物が「社会の木鐸」マスコミにおられる。
あきれてモノがいえぬ。

まったくやれやれ、なのだ。

いずれにせよ、これだけ論議を呼び、みんなが関心を持つ選挙になったのだから、小泉首相の解散の決断自体、非常に的を射たものだったといえるのじゃないかなぁ。