Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

風邪ひき民間療法

先週、首都圏をおそったゲリラ豪雨にちょうど帰宅途中に遭遇してしまい、玄関についたら背広ごとプールに飛び込んだような有様になった。
もちろん、風呂場に直行したわけだが、それから再び体調を崩し、すっかり風邪をひきこんでしまった。
耳鳴りが治まったと思ったら風邪。
病弱な中年独身男なんて、ほんとに最悪の存在であると思うねえ(泣)

私は、漢方の葛根湯がよく効く体質なので、さっそく購入して服用、、、したがちっとも効かない。
不思議に思ったら、薬局の無能なる店員は、葛根湯ではなくて芍薬散をよこしてくれていたのだった。こら、ドラッグセ○ミ!おまえだよ(怒)中年独身男に、婦人病の薬を渡してどーするというのだ?

で、再び発熱の中、薬局に出向いて、今度こそ葛根湯を飲む。効果覿面、たちまち発熱は下がり、呼吸も楽になって熟睡。翌日には、朝から出社可能となった。まさに妙薬である。

しかし、相変わらず夕方には微熱が出てくるし、咳がしつこくて困った。

考えていたら、自宅に、かりん酒を作って貯蔵してあるのを思い出した。
たしか、鎮咳効果があるはずだ。
そう思って、3日前の夜から、ちょっとずつこれを飲んでみた。
なにしろ、酒を飲むのは、私の数少ない特技の一つなのだ(苦笑)お茶の子さいさい、てなもんである。

で、その効果だが、たしかに効き目があった。いや、たしかに、などというものではない。
苦しい咳が続いていたのが、すーっと治まって、喉の痛みも鎮めてくれるようである。
これは著効があった。

それだけではなくて、さらなる効果があった。つまり、美味くて、かつ酔っぱらってくるのである(笑)
そりゃあ酒だからね、当たり前だ。
けど、私は飲めば眠くなる性質で、おかげで咳が鎮まったところでちょうど寝付くわけである。
風邪なのに、安らかな眠りに誘ってくれる、かりん酒は有り難いものだとつくづく思った。

なお、かりん酒だが、梅酒とつくり方は基本的に同じである。
注意点は、かりんのタネをとってしまわないこと。薬効は、かりんの実の果肉ではなくて、黒い粒々の種に宿っている。
かりんの実を輪切りにしたら、そのままドボンと漬け込んで、あとは床下深くしまいこんでおくだけである。
時々、丁寧すぎる仕事をして、かりんの種をとってしまう人がいる。それだと薬効は期待できない。
いい加減に、適当にやったほうが、結果が良いわけだ。

世の中、えてして、そんなものだと思いますなあ。