Single40'S diary

「40過ぎて独身で」と言ってる間にはや還暦のブログ

2台持ち

総務省が「携帯代を安くしなさい」などと命令し、それを受けた大手3社が「ははあ、承りました」といって格安プランを発表する有様をみていると、この国は本当に自由主義経済なのだろうか?などと思ってしまうのですなあ。
ほとんど社会主義の風景ではないか。
いや、どちらかといえば、総務省の印籠にひれ伏す商人ということで、封建主義かもしれないなあ(苦笑)。

まあ、もともと、電波そのものをオークションでもなんでもなく、単に総務省の割り当てに従ってもらって商売しているわけで、たしかに社会主義といえば、そうである。

で、ついでに色々と考えて、このたび、ガラケーを復活させて2台持ちにした。

ことの起こりは、使っているSONYのSO-05dが、あまりにも電池持ちが悪いことに始まる。電話帳サービスを止めたり、電波を3Gに限定させたりするなど、いろいろやってみたが、やはり朝に満タンにしても夕方にはレッドゾーンに突入する。
たまたま、ちょっと通話が多い日などは、すでに昼過ぎくらいから「ハラ減った」になる。
私のような個人事業者にとっては、携帯は商売道具なので、これはとても困るのだ。

で、やむなくスマホを買い換えしようかと思っていたのだが、いっそ格安MVNOにしてみようか、と思いついた。
ドコモの「釣った魚にエサはやらねえ」式商売に、いい加減に見切りをつけるべきだと思いついたのである。

ところが調べてみると、どうも格安MVNOは、通話料が安いプランが少ない。
私の条件としては
・電話番号を変更せずにバンポできること
・通話料の定額サービスがあること
が条件だった。
となると、Yモバイルしかない。それでいくか、と思っていたのだが、それだとあまり安くならない。

私は、スマホといっても特に動画を見るような趣味はない。(動く画像が苦手である)
通話メインで、パケット通信料が安いというプランが見あたらないのである。逆はいくらでもあるのだが。

で。
「いっそ、ガラケーを復活させて、通話専用にして、スマホはデータ専用にする」という作戦を思いついた。

データSIMは、最安という評判のDMMモバイルで購入した。1Gで月々600円である。私は、外出先でのメールチェックと、ニュースアプリでのテキスト読みが主体だから、これで充分足りるのである。

データSIMを入手後、ドコモショップに行って、まずはスマホからガラケーに戻す。このとき、カケホーダイを契約。なんと月々2200円+留守電サービス300円。しめて2500円である。
そのあと、ちょっと意地悪をされては半月くらいかかったが、ようやく再度ショップに行って、さくっとiモード(データSパック)を解約した。

これで、通話はカケホーダイで月々2500円。もちろん、電池はガラケーなので1日余裕である。電話番号もそのまま。
スマホは1G600円。私の携帯代は月3100円になった。これは、なかなか安いのではないかと思う。

最後に、外出時のノートPCでのテザリングをしてみたら、これができない。ドコモのスマホでは、APNを強制的にドコモにするように設定されているのである。こざかしいこと、この上ない。
とっととUSBデバッグモードでPCにつなぎ、rootをとってAPN設定ファイルを修正した。あっさりテザリングも開通して、外出時のちょっとした作業も可能になった。ざまあみろ。

というわけで、今や2台持ちである。
都合がよいのは、外出時にノートPCで作業中に、携帯に電話がかかってきても全く問題ないことである。
電池の心配もない。

都合が悪いことは、2台を持ち運ぶのがやや煩わしいことか。
あと、なぜかDMMモバイルのSIMだと、fusion IP phone が使えない。不思議なことに、自宅の無線LANではOKなのに、DMMのSIMだと駄目なのである。NAT越えの問題とは思えないので(NAT越えなら、無線LAN経由のほうが駄目になるはず)おそらく、DMM側がポートを塞いでいるのではないか。音声SIMを売るためだろう。
ネットには、DMMモバイルでもfusionが使えたという記事もあるが、どうも広告くさい。金だけもらって、実際に確かめもしないで、記事を書き飛ばしたものに違いない。
ちなみに、テストはしていないが、たぶん050PLUSなら大丈夫ではないか。(050PLUSは、NAT越えというだけでなく、音声の暗号化もされているので、パケットの監査も受け付けないので、通りやすいようでえある)

まあ、こんなことをしているのも、もちろんビンボーになってしまったからなのですが、ビンボーなりに、色々といじると楽しいものである。

もちろん、私のような暇人相手ではなくて、本当に必要な人に、安いプランが出てくれるのが、一番良いのですけれどもね。